内容説明
ドイツ音楽の基礎を築き上げたバロック初期の巨匠、ハインリヒ・シュッツ(1585‐1672)。シュッツとその生家を舞台にして繰り広げられた、音楽、政治、思想、宗教、精神の500年の歴史を、元シュッツ・ハウスの館長且つ音楽学者、インゲボルク・シュタインが語る。
目次
白エルスター川地方発祥の「シュッツ一族」
シュッツ誕生とその幼少期
ロイス侯とシュッツのつながり
生家をめぐる所有者の変転
忘れられた時代、そして再発見
ケストリッツが偉大なる息子を思い出す
記念銘板から記念碑へ
東西ドイツに分断された1945年以後のシュッツ振興
生家をめぐる闘い
DDR文化遺産政策の変転とシュッツ礼賛〔ほか〕
著者等紹介
シュタイン,インゲボルク[シュタイン,インゲボルク] [Stein,Ingeborg]
音楽学者。ケストリッツのシュッツハウス元館長
園田順子[ソノダジュンコ]
博士(音楽学)。1978年山口県生まれ。愛媛大学教育学部、京都市立芸術大学大学院を経て、ワイマール国立音楽大学(ワイマール・イエーナ音楽学研究所)に留学(2008~2013年)。元DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生。京都市立芸術大学・特任研究員(2013年5月~2015年6月)
当間修一[トウマシュウイチ]
大阪コレギウム・ムジクム主宰。「大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団」指揮者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。