内容説明
上杉謙信の養子上杉景勝とその近臣直江兼続が生きた時代を、時間の流れに従って記述。織田信長と戦い、豊臣政権下で五大老として政権中枢となり、最後は徳川家康と対立した上杉景勝と直江兼続の全生涯を時間とともに理解できるようになっている。また景勝と兼続は、越後・会津・米沢へと本拠地を移したので、時間の流れとともにそれぞれの地域の歴史像を追うこともできる。さらに、時間の流れに従いつつも、直江兼続を理解するためにははずせない重要なことがらについては、別に項目を立てて検討している。
目次
1 越後・会津時代(上杉謙信・景勝と直江家;直江兼続と一族・家中;直江兼続と関ヶ原合戦;兼続と「直江状」)
2 米沢時代(江戸幕府と直江兼続―二人の息子と;米沢城と城下町;『文鑑』と『軍法』―直江兼続と漢籍;直江後室おせんと米沢藩)
著者等紹介
矢田俊文[ヤタトシフミ]
1954年生れ。新潟大学人文学部教授。日本中世史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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