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内容説明
民衆本『狐ライナールト』(印刷本、1564年)、『狐ライナールトあるいは動物の審判』(宗教にかかわる記事を排除した印刷本、1700年前後)等の完訳と合わせ、民衆本の印刷文化がいかに「検閲」を受けながら、変容を余儀なくされたか、王様と宗教権力のはざまで、当時の印刷文化がいかに展開したかを精緻に研究した「解説三篇」よりなっている。中世写本から印刷本への展開。動物物語の構造、検閲との相関を追究する完訳・研究の完成版。
目次
第1篇 民衆本狐ライナールト
第2篇 狐ライナールトあるいは動物の審判
第3篇 解題(民衆本『狐ライナールト』;『狐ライナールト』と一六世紀の検閲;『狐ライナールトあるいは動物の審判』付録 『ケンブリッジ断片』の解説と全訳)
著者等紹介
檜枝陽一郎[ヒエダヨウイチロウ]
1956年、福岡県生まれ、現在、立命館大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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