内容説明
そもそも天皇とは何か。大和民族の原型文化を始点に、天皇創始の道筋をたどる。景行天皇から応神、継体、天智、天武、そして今生天皇へ。皇統の主役となった「息長氏」の謎の系譜から見える天皇の天皇たる所以は?
目次
前編 天皇はいかに創始されたか(おもろ巡礼記―大和民族の原型文化を訪ねて;高天の原の物語―天地創造の神話;出雲の国の建国物語;天孫降臨説話にみる建国の事情;神武天皇の大和の国造りの物語 ほか)
後編 天皇制律令国家の成立への歩み(時代の嵐と落葉の欽明天皇;天の警告か、天然痘、大和に狂奔す―敏達天皇病没、北叟笑む馬子;神と仏の権力闘争;仏教を支柱に据える聖徳太子の光と影;氏族連合のフィナーレ―天皇制誕生の前夜 ほか)
著者等紹介
松本昭[マツモトアキラ]
日本のミイラ(即身仏)研究の第一人者。半世紀にわたり即身仏の発掘と研究で中心的な役割をはたす。1925年、神奈川県生まれ。早稲田大学文学部卒。同大学院特別研究生を経て毎日新聞社入社。サンデー毎日、学芸部、政治部を経て事業部長。元昭和女子大学副学長、現名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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