内容説明
日本の人工衛星が織り成す、汗と涙のドキュメンタリー。
目次
1 小惑星探査機 はやぶさ
2 月周回衛星 かぐや
3 陸域観測技術衛星 だいち
4 超小型地球観測実証衛星 ひとみ
5 宇宙ステーション補給機 HTV
6 金星探査機 あかつき
7 小惑星探査機 はやぶさ2
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宙の旅人本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
活字スキー
24
はやぶさ「私に与えられたミッションは はじめから できないって言われたことだらけでしたよ♪」ハイ、どこから読み出しても3分とかからずに涙腺崩壊wwはやぶさの帰還にはじまり、かぐや、だいち、ひとみ、こうのとり、あかつき……そしてはやぶさ2と続く我が国の宇宙事業の輝かしき足跡を追えば「自分チョロすぎww」とツッコミながらも涙が止まらない。宇宙ヤバイ。そんな宇宙に挑み続ける人類スゲエ。見果てぬ夢と想いを繋ごう。未来はきっと素晴らしい。2015/02/05
ちる
9
立ち読みは勧めない。本屋で手に取ったなら迷わずレジへ持って行ってください。そして、家でゆっくりと読んでください。ハンカチかティッシュを傍らに忘れずに。失敗を積み重ね、批判にさらされても、それでも諦めず宇宙を目指すのは何故なのだろう。根底にあるのは「知りたい」という、それだけだ。自分たちの生きるこの星のことを、この世界のことを、知ったところで、もしかしたら何の役にもたたないかもしれない、自分たちの小ささを知るだけかもしれない。それでも、ただ知りたいという欲は人間だけが持つとても厄介で、とてもステキな夢。2015/01/03
牧神の午後
7
諸君、涙を拭くためのハンケチの用意は充分か?ブラームスじゃないけれど、涙腺決壊必至な娘と彼女達を支えるスタッフの懸命さには頭が下がるし、「そうまでして君は」と声の一つも二つもかけたくなる。第1集ではその最後までは語れなかった「はやぶさ」のエンディングから先日無事に打ち上げられた「はやぶさ2」さらにその間を彩るだいち、ひとみ、こうのとり、あかつき。特にあかつきは大変な状況で運用しつつ、多分来年の今ごろには不死鳥な展開にさらに涙をそそられるのかと鼓動がはやまる。なぁ、娘になるのは艦だけじゃないんだよ?2014/12/31
Uzundk
7
更なる興味をかき立てる良書だった。はやぶさの帰還において、はやぶさ自身の不調もさることながら、はやぶさとの通信をどう確保するのか、帰還の時にオーストラリアの都市部に落ちる危険が無い事を保障はどう行うのかなどの視点は言われて初めて気が付いた。多くの人の協力があって帰ってこられたのだな。個人的に興味を持ったのはだいち。陸域観測は惑星探査に比べるとロマンは無いかも知れない、だが私達がいとも簡単に地上の災害の規模やその変化を知る事が出来るのは観測衛星があってこそなのだ。2014/11/22
YS-56
5
健気に頑張る彼女らの物語に触れると、どうしても涙腺が緩みますね。今とその未来で輝き続ける光が、宇宙への道標となりますように。2014/11/24