サッカー小僧新書
勝負のスイッチ ユーロ2012決勝スペイン代表×イタリア代表編―無敵艦隊、圧巻の90分を解き明かす

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  • サイズ B40判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784861919190
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0275

出版社内容情報

 スペイン代表の圧倒的強さで終わった、ユーロ2012。ワールドカップ優勝4回を誇る強国・イタリアを相手に近未来のサッカーを全世界に披露し、2008年ユーロ、2010年W杯に続く前人未踏の3連覇を成し遂げたスペイン代表の強さはどこにあるのか?
 本書では、ユーロ2012の決勝戦・90分を詳細に検証し、それぞれのチームが勝負にかけた〝スイッチ〟を解説。展開の変わった瞬間、流れを引き寄せた場面、選手の技術が惜しげもなく発揮されたプレー、戦術的変化……。
 戦術的アプローチを得意とする筆者・河治良幸だからこそ書くことができた、極上のサッカー戦術解説であり、最強のサッカー観戦術アップとなる一冊。

以下、各章解説

 プロローグ いざ最終決戦へ!
1.主導権を握るために
2.チャンスにつなげるポゼッション
3.悲運からの反攻
4.取り戻した主導権を活かして
5.濃密なる4分間
6.ストライカー投入の効果
7.攻めながら守るという美学
8.諦めへの挑戦
9.至高の勝利への結実
 エピローグ 明暗を分けたもの
 あとがき

内容説明

なぜスペイン代表は4点も奪えてイタリア代表は4点も取られたのか?試合を動かした14の分岐(スイッチ)から知る“戦術ドキュメント”。

目次

第1章 主導権を握るために―前半
第2章 チャンスにつなげるポゼッション―前半
第3章 悲運からの反攻―前半
第4章 取り戻した主導権を生かして―前半
第5章 濃密なる4分間―前半
第6章 ストライカー投入の効果―後半
第7章 3枚目のカードというリスク―後半
第8章 諦めへの挑戦―後半
第9章 圧巻の勝利への結実―後半

著者等紹介

河治良幸[カワジヨシユキ]
青山学院大学大学院、修士課程修了。博士課程単位満了。2000年より、サッカージャーナリストとしての活動をスタートする。プレー分析を専門とし、創刊に携わったサッカー専門新聞「エル・ゴラッソ」で日本代表の記事を担当する傍ら、各国リーグや欧州チャンピオンズリーグ、ワールドカップ、コパ・アメリカ、ユーロなど、世界のサッカー大会を幅広く取材し、多数の専門紙に奇稿。人気アーケードゲーム『WCCF』シリーズでは、2001年稼働の初回版から今日にいたるまで、選手プロフィールの提供と開発協力を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

23
次の一手を三択で考えさせる。面白い目線だと思う。これほどでは無くても、ビッグマッチにはこれほどのボリュームでは無くても、この様に解説してくれれば嬉しく思う。かなり手間がかかるが、実現してくれるとうれしい。それだけ、濃密な場面判断の機微を示唆してくれていると感じる。まだ、イタリアには近年まれにみられるパスの伝道者であるピルロがいるし、スペインは正に世紀を超えたスペクタクルな中盤のタレントがひしめいている最後の時期で、燃え盛る蝋燭の最後の炎と言うと失礼極まりないが、ありえない完璧さを見せている。まさに至宝!2018/02/28

YOS1968

5
ユーロ2012の決勝戦、スペイン代表対イタリア代表の1試合を詳述している。このように1試合を細かく解析し、カギとなる場面での各選手の選択したプレーを解析するのは非常に面白いと思った。著者の河治氏は何者かと思ったらエル・ゴラッソの日本代表の記事を書いている人だった。う~ん納得。これからも鋭く冷静な切り口でどんどん書いてくださいという気持ちになった。2012/09/13

ジュンジュン

3
1試合90分を、重要な局面14箇所ピックアップして解説したユニークな作品。攻守がめまぐるしく入れ替わり刹那の判断が要求されるサッカーで、かくも瞬時に正答を導き出せるものだろうか?2018/04/17

MaeGammit

2
このようなサッカー本は初めて読んだかもしれない。すばらしかった試合を面白い視点から、面白い観点で綴られ、勝負のスイッチで3択で読者に考えさせるというのはすごく新鮮で読み応えがあった本でした。2014/03/23

catenaccio711

2
サッカーの試合を丸々1試合包括的に論じる本というのは少ないと思うので、まずそこがとても良かった。しかし、当然のように情景を頭に浮かべるのが非常に難しい。自分は映像で確認しながら読んだので読みやすかったが、手に取って読むとなると、またそれは大変だろうなと感じる。きっと「勝負のスイッチ」という切り口を加えている理由が、その読みづらさを乗り越える鍵なんだろうけど、実際に読者が読みやすくなっているかどうかはわからない。でも、サッカーファンとしては、こういう硬派な取り組みが広まっていくことを切に望んでいたりする。2012/08/28

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