内容説明
東西の落語界でいちばん歌が上手いのは誰?と聞かれたら、まず顔が浮かぶのが、柳亭市馬!懐メロを大胆に採り入れた『片棒』『掛け取り』でもおなじみの柳家の大看板が、50歳になる2011年、初めて書籍を上梓。三橋美智也だけでも300曲以上唄えるという市馬は、なぜこれほどまでに懐メロ歌謡曲にこだわりをもつのか…、そして歌がなければ、落語に開眼出来なかったかもしれないと綴る、その理由は?初めて綴られた、市馬、飛翔への真実。とくとご覧あれ。
目次
第1章 懐メロ歌謡曲との出逢い
第2章 剣道ひとすじの青春
第3章 三橋美智也・春日八郎
第4章 三波春夫・村田英雄・フランク永井
第5章 岡晴夫―大好きな懐メロ歌手!
第6章 落語の道をまっすぐに
第7章 歌と古典落語の出逢い 市馬版『片棒』『掛け取り』誕生へ
第8章 歌手デビュー!唄い続けます
著者等紹介
柳亭市馬[リュウテイイチバ]
1961年、大分県生まれ。80年、五代目柳家小さんに入門して、小幸。84年、二ツ目昇進して、さん好。93年、真打昇進して、四代目柳亭市馬。08年、『山のあな あな ねぇあなた』で歌手デビュー。10年、落語協会副会長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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kinupon
48
師匠の歌は玄人はだしです。師匠の跡を継ぐのは菊之丞か恭太郎の両師匠しかいません。三人揃ったコンサートが聞きたいです。2018/12/29
qoop
2
著者の懐メロへの愛情のほどが存分に伝わってくる一冊。好きな歌手の著者的ベスト10など、笑顔を浮かべつつ悩みながら選んでるんだろうなぁ…と想像できてしまう。正直取り上げられている曲のほぼすべて知らない曲なのだが、読みながら、一体どんな歌なのかと気にかかり、聴きたくなってくること必定。2011/12/23
菅家
1
落語協会副会長・柳亭市馬の半生を懐メロで綴った一冊。落語ではなく懐メロで綴るというのが、なんとも師匠らしい。また、そういう内容を成立させてしまうくらい、懐メロに対する思い入れが半端じゃない。「懐メロなんか興味ないヨ」な私だが、チョイト心惹かれてしまった。…三波春夫あたりから入ってみようかしらん。2012/12/09
Suwa Yoshinori
1
昭和歌謡好きな方にはいい内容です。2012/04/28
あらえるびす
1
歌自慢の実力派落語家によるマニアックな昭和歌謡案内。2012/01/31