内容説明
幼い頃、一度会っただけの美しい少年フェリクスに、唯一の財産である壮麗な館と莫大な借金ごと買われることになったグレーテル。「可愛いよ、触られただけでこんなに感じてくれたんだ」再会したその日にベッドに引き込まれ、与えられる優しい愛撫と恋の囁き。豪奢な婚礼の準備に迫われる夢のような日々の中、彼よりも多額な金を積んで館を入手したいという別の男が現れ―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でんか
8
ふつうなかんじかなあ。文章は読みにくくはない。が、設定を上手く説明しきれてなくて、読んでてコレどうなってんの?と思うこと度々。ただ、ほぼずっと城の中しか動かないのに、一冊分の本が書けるあたりは、作者のかたが上手いのだと思います。ヒロインはネガだが、そこまでひどくない。年下ヒーローがちゃんと言わないといけないことが言える男なので、ヒロインは救われてる感じ。ヒーローいい奴や。途中のライバル的キャラ登場もエピソード的にはうまいなあと思った。ほかにも来場者があってもよさそうな話の構成ではあった。2017/10/15
さつき
3
ロマンチックな設定に、表紙のみならずモノクロの絵も素晴らしいイラスト。ヒーローもかっこいいし、ライバルも魅力的。ですが、私はこのヒロインがどうしても好きになれませんでした。ウジウジしているくせにプライドが高いというのか、なんともかわいげがない。同作家さんの「プリンスギャンブラー」のヒロインもダメだったので、好みが合わない方なのかも。そちらを読んだ時も同じことを思いましたが、今回も、ヒーローはこのヒロインのどこに惹かれたのか最後まで分かりませんでした。2015/05/03
なりた
3
多分初めて読む人ではないはずだけど、何の人なのかわからない。お話は建築に興味がない&花婿の結婚のしきたりに違和感&なんとなく文章が読みにくいで読みかけで放置してた。★★☆☆☆2013/02/02
ぽんぽこ
2
この館、絶対将来殺人事件が起きて、その被害者が老いたフェリクスで、犯人はフォン・フェルザーの血筋の人間なんだろうなあ…とミステリ脳で考えてしまいつつ読了。年下モノ、しかも15歳ということで、倫理的にもハラハラしながら読みました。15歳でこの手管はすごい。グレーテルの気後れしてしまう感じもリアルなので感情移入しました。これからこの2人はどうなるのでしょうね。2023/01/21
春山杏
2
ちょっとませすぎだ❗️ 15歳けしからん笑2014/04/01