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出版社内容情報
これからは君が中心だ。その才能を存分に振るってくれ!とある理由から冒険者学校の試験を落ち続けるリュクス・ドーファンだが、一○校目に受けた遊び人学校で『筆頭特待生』としてトップ合格してしまう!? 黄金世代の生徒たちから羨望と尊敬される毎日が始まり――!?
大楽 絢太[ダイラク ケンタ]
著・文・その他
イセ川 ヤスタカ[イセガワ ヤスタカ]
イラスト
内容説明
冒険者を志すも、とある理由から冒険者学校を落ち続けるリュクス・ドーファンは、一〇校目に受けた遊び人学校でまさかの首席合格!筆頭特待生に任命される!!同じく特待生として合格した闘技場無敗の少女ディアや、超天才のルナル、なぜかいる王女アナといった“黄金世代”と呼ばれる、誰もが注目するクラスメイトたちから尊敬と期待を向けられることになるのだが…。リュクスは遊び人学校で本人すらも気付かなかった才能を開花させ、誰もが驚く成果を出し続けてしまう!!
著者等紹介
大楽絢太[ダイラクケンタ]
2005年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
28
とある理由のせいで、冒険者学校の試験を落ち続けた少年が、遊び人学校でまさかの特待生になる学園コメディここに開幕。大楽先生の2年ぶりの新刊。モンスターが大好きな事以外はごくごく普通な主人公と、黄金世代と呼ばれるハイスペックで個性強すぎる同期四人。そんな奴らが勘違いコメディをお届けする訳だから、そりゃ楽しくて賑やかになるに決まってる。ギャグだけではなく、遊び人学校を通じてリュクスが自分の可能性を開花させる成長物語にもなってるので、読み応えも十分。笑って楽しい、大楽先生らしい作品です。遊び人ってすげー。2018/03/21
わたー
14
★★★☆☆著者の新作は冒険者育成学校のひとつである遊び人学校を舞台にした弛いファンタジー。別シリーズであるBIG-4と同じ系統の作品で、分不相応な高評価をされた主人公が、本当の天才たちに誤解されながらも一緒に生活をしていくというもの。気楽に読めるコメディとして優等生な作品だった。2018/04/16
サキイカスルメ
11
楽しい!楽しい!冒険者学校の試験に落ちまくったリュクスが、10校目に受けた試験で首席合格するけれど、そこは遊び人学校だった!?なお話。面白かったです。リュクス本人は普通なつもりなのに、なぜか周りから過大評価されちゃう系コメディ。魔獣好きという特技を生かしているので、不当評価という感じは全くなく楽しめました。一般家庭と主張する王女様アナが、親衛隊の暗躍含めシュールで好きですね。魔獣ドラゴンのポチがわんこっぽくて可愛かったなぁ。2018/03/23
nawade
10
★★★☆☆ 冒険者学校の試験を落ち続け10校目に受けた遊び人学校で何が何だか分からないうちにトップ合格してしまった少年の勘違い系?サクセスストーリー。筆頭特待生として入学したもののモンスター好きということ以外は普通の少年である主人公。同期には黄金世代と呼ばれる天才たちが4人いるが、勘違いから尊敬の念を抱かれ、胃の痛い日々を送ることに。この4人、何で遊び人学校にいるの?と思っていたが、実際、作中でも同様に考える人がいたが彼らの進学理由が意識高すぎてびっくりした。BIG‐4が楽しめたなら本作も楽しめそう。2018/03/21
真白優樹
10
魔王に対抗する者達を育成する学園に落ち続ける、魔物を愛する少年が遊び人学校に入学し、台風の目となる物語。―――恐れず飛び込め、世界はそこから変わり出す。勘違いと誤解が怒涛の如く展開し漏れ出す笑い。その根底にあるのは何かを変える為の方法、そして自分を肯定する事の大切さ。読み終えて気づくと、賑やかに応援された感覚が残り、背を押される。作者様が力を入れたと語るだけあり、笑いと温かさに満ちた文句なしに面白い物語である。規格外の結果の中、図らずも魔物との可能性を見せる少年の今後とは。 次巻も早く読みたいものである。2018/03/20