内容説明
有機農業のまちはどうやって生まれたのか?1人が始めた取り組みが地域に大きく広がるまで―そのターニングポイントや背景に迫る。
目次
第1部 地域に広がる有機農業(有機農業の広がりと「有機農業の社会化」;千葉県いすみ市 有機農業、給食、生物多様性が共鳴する「自然と共生する里づくり」;岐阜県白川町 中山間地×有機農業で生まれた「地域の力」;山形県高畠町 五〇年の農民運動が築いた自主・自立の共同体;大分県臼杵市 有機の里づくり―うすきの「食」と「農」を豊かに ほか)
第2部 「有機農業の社会化」の展開に向けて(「有機農業の社会化」とみどりの食料システム戦略;「有機農業の社会化」を持続させるために;社会の有機農業化―持続可能な社会のつくり方;座談会2 「社会化」によって広がる有機農業)
著者等紹介
谷口吉光[タニグチヨシミツ]
1956年生まれ。秋田県立大学地域連携・研究推進センター教授。専門:環境社会学、食と農の社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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セヱマ
5
有機農業の社会化も結構。臼杵市、高畠町、いすみ市、行政絡みや思想家頼みであればそれもうまくいくパターンもある、学校給食はそのほうがいい。地産地消があるべき姿なのは非の打ち所がない。それがすべてでもないかなと思う。2024/04/11
sputnik|jiu
3
仕事の資料として。2023/05/23
中村蓮
0
認知度や人気に比して耕地面積や経営体数にギャップを感じていたところで、「有機農業の社会化」概念は腑に落ちました。経済性一辺倒というこれまでの農政の姿はその他の分野にもオーバーラップしている気がします。農業については有機農業という道が見えていますが、さて、他では、、、2023/06/15