内容説明
団塊の世代のごく普通のサラリーマンが森に魅せられて6ヘクタールを購入。50代半ばで早期退職し、同じ趣味に開眼した妻とともにやすらぎの空間の手入れに勤しむ日々を描く。
目次
第1章 道楽の始まり(始まりは山歩きと家庭菜園;畑にできそうな土地を探す ほか)
第2章 理想の山林を求めて試行錯誤(家の近くに二番目の土地を購入;人工林には食指が動かない ほか)
第3章 広い森を手入れする日々(道に迷うほどの森を入手;初めに境界の整備から ほか)
第4章 後半生を遊ぶ(山仕事を待ちわびる;早期退職に応募 ほか)
第5章 近くの山林を手に入れたいあなたへ(資金を貯めるカギは日々の節約;森を楽しむには四〇代から ほか)
著者等紹介
藤澤和人[フジサワカズト]
1947年大分県生まれ。2001年33年間勤務した会社を早期退職。現在、広島県森林インストラクター、(全国)森林インストラクター。広島県東広島市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tamami
52
ただただ道楽で自分の森を作ろうとする著者の生き方に安心を覚え手にする。調べたら16年も前に購入し、書棚に埋もれていたのだが、たまたま一冊が目についたもの。会社を早期退職し、趣味の赴くままに郊外の広大な森林を購入し、自分の里山にしようと頑張っている、著者の奮闘の記録。自然に興味を持っている、ごく普通の人(失礼)が、森の中で出会う様々な現象に驚いたり、森を切り開いていく状況を、事細かに記している。著者の心意気に感応し、人生の後半生を、自分の森作りにかけようという人々にとっては、参考になる事例が盛り沢山である。2025/10/18
qoop
2
〈森を買う〉というのに、実は憧れている。本書はそんな憧れを実行に移した作者のガイドブック的エッセイ。生計や時間のやりくり、森の管理方法など、面白く読んだ。しかし、最初は近所の林程度で満足していた作者が徐々に大きな森へと気持ちを向けていく過程は(まさに道楽の気質だな〜)と感じざるを得なくて微苦笑。2012/09/15
ビリー
1
会社を早期退職して森を買い、そこに情熱を注ぐサラリーマンの話。四角大輔氏みたいな東京とニュージーランド湖畔を行き来するダイナミックな二重生活にも憧れは感じるが、こちらの本はより現実的で、かつ子供や孫のことまで視野に入れた暖かいライフスタイルを提案してくれている。2013/06/04




