エルドアンが変えたトルコ―長期政権の力学

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エルドアンが変えたトルコ―長期政権の力学

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861829727
  • NDC分類 312.266
  • Cコード C0031

出版社内容情報

大変革をもたらした“引力政治”とは何か?
BRICSの次、「NEXT11」として注目を集める新興国トルコ。その躍進を実現したエルドアン長期政権。政権維持の政治戦術を、現代トルコ研究の第1人者が、20年以上の現地調査とデータ分析に基づき解き明かす。地政学的要衝トルコの今後と、新興国の政治力学を理解するための必読書。


世界で注目が増す、トルコとは?
日本の2倍の広さの国土の1割が欧州、9割がアジアに存在する。国民8400万人の9割以上がイスラム教徒でありながら、国家制度を宗教的戒律から切り離した近代国家。NATO加盟国として第2の兵力を所有し、EU加盟を目指しかつユーラシアを舞台に独自外交戦略を展開。過去20年で、1人あたり国内総生産(GDP)は、約3倍に増え、GDP総額では世界20位に入る。無人戦闘機「バイラクタル」の活躍で知られるように製造業は活況を呈し、自動車産業は生産台数で欧州五指に入り、白物家電産業も欧州市場で首位を争う。

内容説明

大変革をもたらした“引力政治”とは何か?BRICSの次、「NEXT11」として注目を集める新興国トルコ。その躍進を実現したエルドアン長期政権。政権維持の政治戦術を、現代トルコ研究の第一人者が、20年以上の現地調査とデータ分析に基づき解き明かす。地政学的要衝トルコの今後と、新興国の政治力学を理解するための必読書。

目次

序章 なぜ一党優位を維持できたのか
第1章 公正発展党とは―政党としての特質
第2章 後光力―経済業績と有権者
第3章 庇護力―社会的保護の拡充
第4章 言説力―民主主義からポピュリズムへ
第5章 危機を機会へ―二〇一六年七月クーデタ未遂
第6章 小党依存の強権化―集権的大統領制導入
第7章 崩壊の予兆―統治能力低下と経済危機
終章 引力政治から無力政治へ

著者等紹介

間寧[ハザマヤスシ]
1961年生まれ。1984年、東京外国語大学英米語学科卒。1991年、中東工科大学(アンカラ、トルコ)行政学修士課程修了。2004年、ビルケント大学(アンカラ、トルコ)政治学博士課程修了。1984年、アジア経済研究所入所。1989~91年に在アンカラ海外派遣員、1998~99年に在アンカラ海外調査員。中東研究グループ長などを経て、2022年より地域研究センター主任研究員。2007年~現在、東京外国語大学大学院客員教授。専門は、比較政治学、トルコ政治経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Toshi

17
著者は、トルコ留学を経て、アジア経済研究所で40年近くトルコウォッチャーを務める研究者。本書も限りなく研究書に近い一般書ではあるが、それ故になぜエルドアンがかくも長期政権を維持できているのか、極めて説得力のある分析である。近年は失政も多く、著者も「政治が無力化しつつある」と書いているが、今年の総選挙でも野党は彼を追い落とすことが出来なかった。 ちょっと読みづらいかもしれないが、是非読んで欲しい。特に2016年のクーデーター未遂の真相には驚愕。日本では、後日談の部分はあまり報道されなかったので。2023/10/03

BLACK無糖好き

14
トルコの公正発展党は2002年から長期政権を維持している。民主主義国であるトルコでの一党優位制の台頭、定着、衰退の経緯と、長期政権の力学を分析している。注目したのは、エルドアンが2016年のギュレン派によるクーデター未遂事件を契機に、議院内閣制から集権的大統領制への移行を図るも、逆にエルドアンに権力が集中しすぎて稚拙な経済政策や災害対応の初動の遅れなどが顕著になり、有権者の不満が高まるというジレンマ。政権側の失政があっても野党の力不足で与党が政権を維持できるという構図もどこかの国と似ている(笑)。2025/01/13

takao

2
ふむ2024/09/14

辻井凌|つじー

2
びっくりするような面白さ。トルコで盤石の政権を築いてるエルドアンがいかに支持を得続け、その基盤がどうほころんでいるのか丁寧に書かれている。権力をもっと自分に集中させようと憲法や制度を変えた結果、自分の権力基盤がどんどん危うくなっていくのが皮肉すぎる。現代の叙事詩だ。2024/03/07

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