出版社内容情報
一九六八年一月、研修医の待遇改善に端を発する東大医学部闘争が勃発。その余波は、小暮悠太が所属する精神医学教室にも及び、悠太の研究室も全共闘の学生たちに占拠される。騒然とした状況の中、犯罪学の研究の傍ら小説を書き始めた悠太。そこへ、幼い頃から愛し続けていた千束が離婚したとの話が舞い込んでくる――。
『永遠の都』に続く自伝的大河小説の第三部。毎日出版文化賞企画特別賞。
内容説明
一九六八年一月、研修医の待遇改善に端を発する東大医学部闘争が勃発。その余波は、小暮悠太が所属する精神医学教室にも及び、悠太の研究室も全共闘の学生たちに占拠される。騒然とした状況の中、犯罪学の研究の傍ら小説を書き始めた悠太。そこへ、幼い頃から愛し続けていた千束が離婚したとの話が舞い込んでくる―。『永遠の都』に続く自伝的大河小説の第三部。毎日新聞出版文化賞企画特別賞。
著者等紹介
加賀乙彦[カガオトヒコ]
1929‐2023年。東京生まれ。小説家・精神科医。文化功労者。主な著作に『フランドルの冬』(芸術選奨文部大臣新人賞)『帰らざる夏』(谷崎潤一郎賞)『宣告』(日本文学大賞)『湿原』(大佛次郎賞)『永遠の都』(芸術選奨文部大臣賞)『雲の都』(毎日新聞出版文化賞企画特別賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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