台湾文学ブックカフェ<br> 台湾文学ブックカフェ〈1〉女性作家集 蝶のしるし

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台湾文学ブックカフェ〈1〉女性作家集 蝶のしるし

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  • サイズ 46判/ページ数 273p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861828775
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0097

出版社内容情報

複数形の、台湾文学。
恋愛結婚と出産を経て、幸せな家庭を手にしたはずの主人公が、「よき娘」「よき妻」を演じてきた人形のような過去に別れを告げ、同性への愛に生きる決心をする……その後の台湾レズビアン文学に大きな影響を与えた表題作「蝶のしるし」のほか、女性作家の小説全八篇を収録。

内容説明

恋愛結婚と出産を経て、幸せな家庭を手にしたはずの主人公が、「よき娘」「よき妻」を演じてきた人形のような過去に別れを告げ、同性への愛に生きる決心をする…その後の台湾レズビアン文学に大きな影響を与えた表題作「蝶のしるし」のほか、女性作家の小説全八篇を収録。

著者等紹介

呉佩珍[ゴハイチン]
1967年生まれ。国立政治大学台湾文学研究所准教授。日本筑波大学文芸言語研究科博士(学術)。専門は日本近代文学、日本統治期日台比較文学、比較文化。東呉大学日本語文学系助教授の教歴がある。現在、国立政治大学台湾文学研究所所長

山口守[ヤマグチマモル]
1953年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科中国文学専攻修了。専門は中国現代文学、台湾文学及び華語圏文学。現在、日本大学文理学部特任教授、日本台湾学会名誉理事長

白水紀子[シロウズノリコ]
1953年、福岡生まれ。東京大学大学院人文科学研究科中国文学専攻修了。専門は中国近現代文学、台湾現代文学、ジェンダー研究。横浜国立大学教授を経て、横浜国立大学名誉教授、放送大学客員教授。この間に北京日本学研究センター主任教授(2006)、台湾大学客員教授(2010)を歴任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

松本直哉

26
主人公の名であると同時に彼女の同性愛の恋人の胸のあざの形でもあり、さらには自由への飛翔をも暗示するかに思える蝶をモチーフにした表題作は、恋愛が抑圧・禁止されたり、そのために自殺せざるをえない世の中への異議が、デモへの参加などの形で率直に表現されて、個人的なことこそ政治的なのだと気づかされる。デモをやみくもに賛美するつもりもないけれど、その積み重ねが台湾をアジアで初めて同性婚を認める国にさせた意義は小さくなく、著者は同性婚合法化の初日に婚姻届を提出したのだという。李屏瑤『向日性植物』と併読したい作品。2023/05/28

あるぱか

6
鮮やかな装丁と台湾文学という言葉に惹かれて読みました。女性の性や母子関係などをテーマとした小説が集められていました。時代背景や文化の違いから、理解しづらいところもありましたが、社会的な風刺や理解を含んでおり、興味深かったです。日本の小説とは異なる雰囲気があって、しばらくすると浸りたくなる世界観でした。2022/01/23

Ducklett21

4
台湾女性作家8人の短編集。隣の国ではあるけれどなかなかイメージができない台湾。小説という形で覗かせてもらってとても親近感が湧きました。この国でもやはり女性特有の生きづらさがあるらしい。後半の親の暴力の話は辛いけれども、どの作品もリアリティが迫ってくる迫力があります、また女性が自分を信じて立ち上がる姿が素敵です。原住民のアイデンティティのお話「私のvuvu」は心温まる。解説がまた丁寧なので、背景まで理解できるのも嬉しい。とてもおすすめです。「別の生活」「静まれ、肥満」「蝶のしるし」が特に好き。2023/04/03

Ayako M

3
台湾女性作家の小説8編。どの話も心に響いてとても良い本だった。少女が原住民族の祖母と触れ合い、民族や文化、言語の違いに気づき始める「私のvuvu」や、新型コロナのマスク事件を題材にした「コーンスープ」、同性愛者の女性が傷つきながらも前を向いて生きていく様を綴った「蝶のしるし」など。読み終えたとき、静かな感動が胸に広がる。2022/01/24

千景

2
男女、母と娘、同性、他民族……さまざまな関係性と、一つではない愛の形を描き出す現代台湾文学。どれも非常に心に残ったけれど、『コーンスープ』『静まれ、肥満』、表題作の『蝶のしるし』は特に好きだった。 『静まれ、肥満』だったかな。雨の描写が一等美しいんだ。漢詩を読んでいるかのようで、日本とは違う気候なんだけど、空気感や匂いが伝わるような……。台湾行きたいなぁ…2022/02/02

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