内容説明
復活した“軍事大国”。21世紀世界をいかに変えようとしているのか?「多極世界」におけるハイブリッド戦略、大胆な軍改革、準軍事組織、その機構と実力、世界第2位の軍需産業、軍事技術のハイテク化…話題の軍事評論家による渾身の書下し!
目次
第1章 “軍事国家”ロシア―軍事で読み解くロシアの社会と国家
第2章 戦略環境認識と脅威認識―ロシアから見た世界
第3章 「多極世界」におけるロシアの対外軍事関係―「勢力圏」をめぐって
第4章 ロシアの「ハイブリッド」な軍事戦略―「新しい戦争」への対応
第5章 変貌するロシア軍―史上空前の軍改革とその帰結
第6章 ロシア軍の機構と実力―頭脳から手足まで
第7章 多様な準軍事組織―連邦軍だけではないロシアの軍事力
第8章 軍需産業と武器輸出―連動する軍事と外交
著者等紹介
小泉悠[コイズミユウ]
軍事アナリスト。公益財団法人未来工学研究所客員研究員。ロシアの軍事研究に関する数少ない日本人専門家の一人。主な研究テーマは、ロシアにおける軍改革、装備近代化、軍事予算、核戦略、ハイブリッド戦争などで、宇宙政策や危機管理政策にも詳しい。ロシアの軍事情勢を細部にわたって検証する筆致には高い評価がなされている。また、気鋭の軍事アナリストとして、雑誌やWeb媒体で旺盛な執筆活動を行なっているほか、ニュース番組のコメンテーターとして出演し、ラジオでも活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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