ボルジア家

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861825798
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

教皇アレクサンドル六世、息子チェーザレ、娘ルクレツィア。野望のためにイタリアを戦火に叩き込んだボルジア家の権謀と栄華と凋落。教皇の座を手にし、アレクサンドル六世となるロドリーゴ、その息子にして大司教/枢機卿、武芸百般に秀でたチェーザレ、フェラーラ公妃となった奔放な娘ルクレツィア。一族の野望のためにイタリア全土を戦火の巷にたたき込んだ、ボルジア家の権謀と栄華と凋落の歳月を、文豪大デュマが描き出す!

人物紹介 
関連地図 

プロローグ メディチ家の当主ロレンツォの死 
第一章 一四九二年、教皇アレクサンデル六世の誕生 
第二章 大転換期のイタリア半島 
第三章 教皇への道 
第四章 シャルル八世のイタリア侵攻 
第五章 シャルル八世とアレクサンデル六世 
第六章 フォルノーヴォの戦い 
第七章 ガンディア公の暗殺 
第八章 チェーザレの策略 
第九章 サヴォナローラの火の試練 
第十章 ルドヴィーコ・スフォルツァの失墜 
第十一章 ロマーニャ地方の征服
第十二章 チェーザレの快進撃 
第十三章 華麗なる裏切り 
第十四章 教皇の死 
第十五章 裏切りの連鎖 
第十六章 チェーザレの最期 
エピローグ ボッカッチョの『デカメロン』第二話より 

訳註/原註 
訳者あとがき

アレクサンドル・デュマ[アレクサンドルデュマ]
1802-70。フランスを代表する小説家・劇作家。生涯に長短合わせて250篇あまりの作品を書いたとされる。主な作品に『コルシカの兄弟』『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』『三銃士』『ブラジュロンヌ子爵(鉄仮面)』『ダルタニャン物語』『王妃マルゴ』『王妃の首飾り』など。

田房直子[タブサナオコ]
津田塾大学英文科卒業。訳書にアレクサンドル・デュマ『メアリー・スチュアート』(作品社)、ロブリー・ウィルソン『被害者の娘』(作品社、共訳)など。

内容説明

教皇の座を手にし、アレクサンドル六世となるロドリーゴ、その息子にして大司教/枢機卿、武芸百般に秀でたチェーザレ、フェラーラ公妃となった奔放な娘ルクレツィア。一族の野望のためにイタリア全土を戦火の巷にたたき込んだ、ボルジア家の権謀と栄華と凋落の歳月を、文豪大デュマが描き出す!

著者等紹介

デュマ,アレクサンドル[デュマ,アレクサンドル] [Dumas,Alexandre]
1802‐70。フランスを代表する小説家・劇作家

田房直子[タブサナオコ]
津田塾大学英文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

30
血わき肉踊る冒険活劇っぽく描くのかと思ったらどストレートな歴史ものでした。チェーザレとルクレツィアと教皇は三位一体で悪徳上等!ってな感じ。2016/07/08

岡本正行

22
チェーザレ・ボルジア、日本で言うと織田信長とか足利義教か。そんなトップじゃないけど、かなり上の方の高貴なお方、イタリアらしい怖そうな騎士的なお殿様、実際、そうだったのだろう。死ぬときが、また突如、毒を盛るつもりが、その毒で自分がしんでしまう。これ一種のネタバレだけど、そういう感じが、またいい。年取って老衰死なんて、彼らしくない。信長や義教、あるいはジュリアス・シーザーもテロで暗殺されて、歴史上の大人物になった。安部元総理も、いまはまだ1強時代の面影が強すぎて、前面にはでない。しかしいつか評価されるだろう。2023/07/30

中島直人

9
(図書館)これほど手酷くチェーザレをこき下ろす作品も珍しいのでは。デュマの作品として期待して読んだが、あまりに下品な中傷ばかりで、がっかりでした。2018/01/29

まある

8
ローマ教皇アレクサンデル六世及びボルジア家についてのデュマの作品。ボルジア家についてはまだ不明な点も多いが、デュマがボルジア家に批判的ということはよくわかった。こういう作品を読むとキリスト者でいることに疑問を持ってしまうが、神に仕える教皇でも己の欲から解放されない人間の愚かさを知ることによって、更に信仰に救いを求めるよりないのが罪深い人間であるわたしの出来ることだなと腹落としする。2017/02/08

刳森伸一

5
15~16世紀のイタリア政治史には必ずといってもいいほど登場するボルジア家の興亡をフランスの文豪デュマが描いた歴史小説。虚実織り交ぜた活劇風の物語を期待していたが、ところどころにデュマらしいエピソードが挿入されているものの、基本的には歴史を追うスタイルで意外だった。ボルジア家には賛否あるが、デュマはかなり否定的に描いている。2021/10/04

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