内容説明
広島・長崎原爆70年。新資料によって、初めて明らかにされる“歴史の真実”と“人間ドラマ”。1938年、ドイツで核分裂発見。亡命ユダヤ人、独米ソの物理学者やスパイによる国家の命運を賭けた“原爆開発戦争”が始まる。そして…
目次
プロローグ ベルリンからの手紙―発見された核分裂 1938年12月~1939年9月
第1部 物理学者たちの戦い(ウランフェライン―始まったナチスの核開発 1939年9月~1940年7月;足踏みする米の核開発―亡命科学者と政府機関の軋轢 1939年9月~1940年9月 ほか)
第2部 原爆開発競争(兵器としての核物理学―ナチス高官と物理学者の駆け引き 1942年3月~11月;史上初の臨界達成―マンハッタン計画の誕生 1939年9月~1940年9月 ほか)
第3部 戦争と原爆投下(ボーアの先見性―物理学者たちの研究生活と葛藤 1943年11月~1944年5月;漏洩する機密―ロスアラモスのソ連スパイたち 1944年2月~12月 ほか)
第4部 世界に広がる核の恐怖(新たな戦争の始まり―スターリンの焦り 1945年8月~1946年2月;鉄のカーテン―核の国際管理か国家管理か 1945年9月~1946年3月 ほか)
エピローグ 恐怖の均衡―冷戦と相互確証破壊
著者等紹介
バゴット,ジム[バゴット,ジム] [Baggott,Jim]
世界的に著名なサイエンスライター。1957年、イギリスのサウサンプトン生まれ。イギリスのマンチェスター大学で化学修士号を1978年に取得し、そのわずか3年後に、オックスフォード大学の博士号を取得。オックスフォード大学、アメリカのスタンフォード大学の大学院特別研究員として研究活動をしたのち、イギリスのレディング大学の化学講師となった。しかし大学を辞めてビジネスの世界に入り、11年間、石油業界で働いたのち、ビジネスコンサルタント、トレーニングコンサルタント会社を設立した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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