内容説明
抗日戦争、そして新天地・台湾での新たな生活。研究と教育に身を捧げるひとりの女性の、文学にかける情熱の日々―。台湾で最も尊敬される知識人、感動の自叙伝。
目次
第6章 風雨の台湾(台北の印象;新天地―友情 ほか)
第7章 魂の末裔(台中一中;文化交流の始まり ほか)
第8章 開拓と改革の七〇年代(世界の文壇に向かって進軍―英訳『中国現代文学選集』のこと;文学の種まき―国語教科書改革 ほか)
第9章 台湾大学文学部の回廊(外国文学科今昔;二十歳の夢よ、もう一度 ほか)
第10章 台湾、文学、わたしたち(台湾文学のアイデンティティを求めて;国際舞台に上った台湾文学 ほか)
第11章 この世に生きた証―巨流河から唖口海へ(母の安息;突然の災難―詩と疼痛 ほか)
著者等紹介
齊邦媛[セイホウエン]
Chi Pang‐yuan(チー・バンユアン)。1924年遼寧省鉄嶺県生まれ。台湾大学名誉教授。作家、教育者、文学研究者。1947年、武漢大学外国文学科を卒業後、台湾大学より招聘を受けて渡台。1956年のアメリカ留学を経て、中興大学外国文学科主任、台湾大学外国文学科教授などを歴任した。数多くの著作、編集、翻訳活動によって、現在の台湾文学、教育界において、最も尊敬を集めている人物とされている
池上貞子[イケガミサダコ]
1947年埼玉県生まれ。跡見学園女子大学文学部教授。中国語圏現代文学
神谷まり子[カミヤマリコ]
1974年神奈川県生まれ。国士舘大学政経学部准教授。中国近現代文学、都市文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 偶然かしら 新潮文庫