ナボコフ全短篇

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ナボコフ全短篇

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  • サイズ B5判/ページ数 880p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861823336
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

“言葉の魔術師”ナボコフが織りなす華麗なる言語世界と短篇小説の醍醐味を全一巻に集約。英米文学者とロシア文学者との協力により、1920年代から50年代にかけて書かれた、新発見の3篇を含む全68篇を新たに改訳した、決定版短篇全集。

著者等紹介

ナボコフ,ウラジーミル[ナボコフ,ウラジーミル][Nabokov,Vladimir]
1899年4月23日‐1977年7月2日。ロシアのサンクト・ペテルブルグの名門貴族の家に生まれる。父親はロシア帝国議会議員で、立憲民主党の創立者の一人。1917年、ロシア革命勃発によりヤルタへ避難、19年、家族とともにドイツに亡命。イギリスのケンブリッジ大学トリニティ・コレッジを卒業後、22年からベルリンに住み、シーリンの筆名でロシア語による創作活動を開始する。40年、アメリカに渡って市民権を獲得し、ウエルズリー大学やコーネル大学で文学を教える傍ら、英語での執筆活動に取り組む

秋草俊一郎[アキクサシュンイチロウ]
1979年東京生まれ。日本学術振興会特別研究員(PD)

諌早勇一[イサハヤユウイチ]
1948年茨城県生まれ。同志社大学言語文化教育研究センター教授

貝澤哉[カイザワハジメ]
1963年東京生まれ。早稲田大学文学学術院教授

加藤光也[カトウミツヤ]
1948年秋田県生まれ。駒澤大学文学部教授

杉本一直[スギモトカズナオ]
1960年東京生まれ。愛知淑徳大学交流文化学部教授

沼野充義[ヌマノミツヨシ]
1954年東京生まれ。東京大学人文社会系研究科教授

毛利公美[モウリクミ]
1969年東京生まれ。一橋大学非常勤講師

若島正[ワカシマタダシ]
1952年京都生まれ。京都大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

131
沼野氏によると、トルストイのアンナ、チェーホフの『犬を連れた奥さん』、そしてナボコフによるこの短編で、各時代における女性の不倫の捉えられ方が見られるとのことで『フィアルタの春』を精読した。主人公のニーナは奔放なのにいつも哀しみを抱えている印象。そんな直接的描写はないけれど。わずか24頁の作品だが、その全体を貫く美しさが絶品。そして、ラストで読み手の私の口から漏れるのは、小さな悲鳴。沼野氏が作品を愛するあまりに美文にしすぎたのではとも思えるほどの勿体をつけた文章たち。ため息なしには読めない。おすすめ。2017/08/13

優希

103
ちまちまと読んでいました。ナボコフの作家としての生涯の中で書いた短篇を全てまとめた1冊なので、お得感があります。それぞれの短編が1つとして同じ表情を見せてはいないのが、流石言葉の魔術師と言われるだけありますね。万華鏡のように変わる世界観があります。長編もいいけれど、短編も様々な表情を見せるのがいいですね。凝りすぎなほど凝っているので、長編以上に読み応えがありました。破綻がないのに異常な雰囲気。そこに魅力があるのだと思います。2017/09/06

燃えつきた棒

45
『賜物』の解説で沼野先生がふれていた『賜物』の第一付録である短篇「環」が読みたくて手に取った。 それと、「短編を10作品選んで史上最高の短編集を作れ」に挙げるべき一作が見つからないかという期待も込めて。 それに、沼野先生一推しの「フィアルタの春」を、もう一度読んでみたかったのだ。 ここには、ナボコフを好きになる68の方法がある。 ゆっくりと時間をかけて何度でも読み返したくなる短篇集だ。/ 2022/01/15

Tonex

45
言葉の魔術師の異名をとるナボコフがその生涯に書いたすべての短篇小説を1冊にまとめた本。▼この手の本は持っていることに安心して読まずに放置するのが目に見えているので、とりあえず一通りざっと目を通したが疲れた。初読から面白いものもあれば、一回読んだだけでは意味がよくわからないものもある。本当は一篇一篇じっくりと分析しながら3回ずつ読むのが理想。2016/07/01

Yusuke Oga

27
図書館本。この中のたかだか数編しか読めていないけど、めちゃくちゃいろんな題材で、手を変え品を変え、ちょっと凝りすぎなぐらい工夫に充ち充ちた短篇もたくさん書いていた人なのだなあとあらためて確認。あまりにも破綻がどこにもなく、筆の暴れや無茶すらも完璧にコントロールされているような読み心地が良くも悪くも、異常で、その執心たるや、恐ろしい。とんでもなくある能力が発達しているけれど、おおきく何かが欠けている子供がいつも背後で嘲笑の笑みを浮かべているような印象が、やはり天才の天災たる所以なんでしょうか、ワゥゥー。2014/11/24

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