内容説明
女友達とムンクの絵を語る「謎めいた世界の影」。スウェーデン人イングリットの耳たぶに安全ピンでピアスの穴を開ける「セルゲル通りの青春」。パリ五月革命のさなか数日間を共にした「夏の娘ミシェル」。異国の街角で出会った女性たちの鮮やかな魅力と女の生き方を見つめた、五木文学の原点にも触れるトーク・エッセイ。24章収録。
目次
美しきパトリオート
バルセロナの大和撫子
赤と青のブルース
ペルシャの胡姫
黒い腕の白い糸
青桐の庭から
バイカル号の一夜
謎めいた世界の影
夜の酒場のファディスタ
ブルガリアの黒い瞳
マンハッタンの雪の夜に
セルゲル通りの青春
プラハの街角で
ハンブルグの陶器店で
暗い運河の流れに
荒野のような街で
夏の娘ミシェル
チボリの一夜
香港のふたつの横顔
イギリスのKAY
トゥルクの夏の一夜
タヒチの浜辺にて
ムンクの中の少女
いま日本の女性たちは
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Ayaka Yamamoto
2
「その気にさえなれば、なんにも目的を持たずにただぼんやりと生きて行くことだってできるわ。日本にはそういうゆとりがないでしょ」「なんにもしないで、ただ時間が流れてゆくのをじっと感じているだけ。そんなふうに一日をすごすっていうのは、とても罪深いようにも思われるし、またかけがえのない一瞬ってものを実感できることでもあるの。だって、本当に大切なものは、それを無駄に浪費してるときにそれと感じられるものじゃありませんか」あまりに図星で、ドキッとした。これくらいの余裕がもてたら素敵。2016/05/24
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