内容説明
一流演奏家にして卓抜な指導者による教育理論がここに!大脳、及び呼吸の生理学、音楽のイマジネーションと演奏行為の関わり等、演奏家の実態に即した懇切な解説により、金管楽器演奏の仕組みと習得法を明らかにする。
目次
物理学の法則と金管楽器奏者
唇の振動とアンブシュア
金管楽器奏者とソルフェージュ
模倣の力
金管楽器教育法の呼吸の側面と空気力学の側面
呼吸の生理的構造
呼吸の心理的構造
著者等紹介
ステーンストロプ,クリスティアン[ステーンストロプ,クリスティアン][Steenstrup,Kristian]
トランペット奏者のクリスティアン・ステーンストロプ(1966年生まれ)は、シカゴのノースウェスタン大学で、ヴィンセント・チコヴィッツに師事、また、アーノルド・ジェイコブスとジョン・ヘネスに個人的に師事した。オーフスの王立音楽院でマルティン・シュスターとクヌーズ・アルベルト・イエプセンに師事し、1992年に卒業した。さらに、アドルフ・ハーセスとクリステル・ニルソンのレッスンを受けた。デンマークの主要なオーケストラと共演し、2000年からはオーフスの王立音楽院の准教授を務めている。カールスルーエ音楽大学、ロンドンの王立音楽アカデミーおよびギルドホール音楽学校、ブレーキング国際金管アカデミー、コーンウォールでの国際トランペット・セミナー、オスロ・フィルハーモニック・オーケストラ、ノルウェー放送オーケストラ、マルメ歌劇場管弦楽団、ノルウェー管楽合奏団、トロンヘイム・シンフォニー・オーケストラ、デンマークの軍隊バンド、ロンドンの近衛兵音楽隊、バーミンガム音楽院、フローニンゲンのプリンス・クラウス音楽院、エストニア国立音楽アカデミー、スウェーデンのインゲスンド音楽大学その他多くでマスタークラスを開いている。2004年から2007年までロンドン音楽大学の客員教授に指名されている
前川陽郁[マエカワハルカ]
大阪芸術大学音楽学科教授、専門は、音楽学、美学。1956年、香川県生まれ。1980年、京都大学文学部卒業(美学美術史学専攻)。1993年、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了(芸術学専攻)、博士(文学)
西田和久[ニシダカズヒサ]
大阪芸術大学演奏学科准教授、テューバ奏者。1980年大阪芸術大学演奏学科卒業。1984年より大阪芸術大学音楽教育学科助手。1987年米国テネシー工科大学音楽学部留学。在籍中に行なったリサイタルに対してHonor Recital賞を受賞。アーノルド・ジェイコブスの管楽器教育理論を研究し、様々な教育現場で実践している。北洋、森本努、大沢健一、R・ウィンストン・モリス、レックス・マーティン、アーノルド・ジェイコブスの各氏に師事。世界ユーフォニアム・テューバ協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

              
              
              

