内容説明
各地に残る「蘇民将来子孫」の伝説。「備後風土記」にも描かれ、千数百年にわたって民衆に支持されてきたこの神々とはいったいどういう神か。土着的でありながら記紀神話とは異質の蕃神性を伴う神格の由来を辿り、日本人の魂の源泉を探る渾身の書き下ろし。
目次
蘇民将来のお守り
第1部 備後から京都へ(「祗園」へ通う道;蘇民将来はどこから来たか;婆梨采女とは誰か;牛頭天王の変遷)
第2部 伊勢から津島へ(伊勢と蘇民の森;津島天王社とその祭)
第3部 近江から物部村へ(牛尾山曼荼羅;八王子神群像;物部村の陰陽師たち)
第4部 みちのくの蘇民たち(蘇民祭と妙見信仰;摩多羅神の夜;悪路王の末裔たち)
著者等紹介
川村湊[カワムラミナト]
1951年、北海道生まれ。1982~86年、韓国釜山の東亜大学で日本語・日本文学を教える。法政大学国際文化学部教授。文芸評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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