内容説明
2008(平成20)年11月26日、東証一部上場の中堅ゼネコン「オリエンタル白石株式会社」が会社更生法の適用を申請した。同社はその1年2カ月ほど前に、橋梁上部工事を得意とする「オリエンタル建設株式会社」と橋梁基礎工事を得意とする「株式会社白石」が合併した会社である。「株式会社白石」のオーナー経営者だった私、白石孝誼はその報を複雑な思いで聴いた。我が蹉跌を越えての提言。
目次
第1章 大きな背景―建設業の“厳冬期”はいかに訪れたか
第2章 「株式会社白石」の場合―オーナー会社から上場会社になるまで
第3章 模索の始まり―「拡大路線」から「生き残り戦略」へ
第4章 暗転―理念なき反乱
第5章 反撃―株主として“経営談合”に対峙する
第6章 無念―二度消えた株式会社白石
著者等紹介
白石孝誼[シライシタカヨシ]
1944年神奈川県藤沢市に生まれる。1967年玉川大学工学部機械工学科卒業。同年4月白石基礎工事株式会社入社。1968年いすゞ自動車株式会社入社。1978年改姓し白石姓となる。1978年白石基礎工事株式会社再入社(1983年株式会社白石と社名変更する)。1985年代表取締役社長に就任。2004年代表取締役会長(CEO)に就任。2006年名誉会長に就任。同年11月白石都市開発株式会社代表取締役に就任。2007年名誉会長を退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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