内容説明
諸外国の事例を手がかりに、今後のかたちを模索する。「研究における誠実性」はどう扱われるべきなのか?責任ある学術研究のために不可欠な、倫理の確立と不正の防止・対応策。問題の整理と現場の実情をふまえ、大学における研究教育の「信頼性」の維持を多角的に問う試み。
目次
第1章 研究倫理に関する世界の動向と日本の課題
第2章 アメリカにおける不正行為への取り組み
第3章 アメリカにおける技術移転機関の倫理
第4章 英国における研究データの公開と学問的誠実性―イースト・アングリア大学気候研究部門のメール流出事件
第5章 ドイツにおける研究公正システムの構築―ドイツ研究振興協会(DFG)と研究不正行為
第6章 中国における学問的誠実性の取り組み
第7章 オーストラリアにおける研究倫理の保証―今後の方向性を探る
第8章 全国調査から見る日本の学問的誠実性
感想・レビュー
-
- 和書
- 日本の大吟醸一〇〇