内容説明
太平洋戦争下の日本において、大学院学生はどう位置づけられ、何のために研究をしたのか?行政文書・個人文書の解読、聞き取り調査の成果をもとに、戦時下の大学院制度を大学史・科学史・科学技術政策史の視点から捉える。
目次
第1章 科学技術動員と学術研究体制強化の相克
第2章 大学院特別研究生制度の成立
第3章 科学技術動員の展開と大学院特別研究生制度の変容
第4章 科学技術動員の展開と東北帝国大学
第5章 学術研究会議研究班の設置と東北帝国大学の研究体制
第6章 学術研究会議研究班の拡充と東北帝国大学の研究体制
第7章 戦争末期の学術研究会議研究班と東北帝国大学の研究体制
第8章 科学技術動員下の東北帝国大学の研究・教育の諸相
著者等紹介
吉葉恭行[ヨシバヤスユキ]
秋田工業高等専門学校人文科学系教授。博士(国際文化・東北大学)。1963年栃木県生まれ。明治大学工学部、宇都宮大学国際学部卒業。東北大学大学院国際文化研究科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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