出版社内容情報
「私らしさ」の重要な一部を担うパーソナリティは、どのように形成されるのか。パーソナリティに対する遺伝と環境の影響を明らかにする双生児研究は、この問いに独自の解を与えてきた。シリーズ第2巻では、現代のパーソナリティ研究の代表的な理論や生物学的な観点からの理論、非認知能力、信頼と協力、社会的態度などに関する双生児研究を取り上げ、パーソナリティへの私たちの理解に新たな視座を提供する。
内容説明
「私らしさ」の重要な一部を担うパーソナリティは、どのように形成されるのか。パーソナリティに対する遺伝と環境の影響を明らかにする双生児研究は、この問いに独自の解を与えてきた。シリーズ第2巻では、パーソナリティの理解に新たな視座をもたらす双生児研究の数々を紹介する。
目次
第1章 ビッグファイブの行動遺伝学的妥当性
第2章 強化感受性理論に基づく2つの気質の遺伝環境構造
第3章 クロニンジャーの気質と性格の遺伝環境構造
第4章 グリット(やり抜く力)と勤勉性に関連する特性の遺伝環境構造
第5章 信頼と協力
第6章 自尊心
第7章 社会的態度
第8章 解析手法の発展
著者等紹介
安藤寿康[アンドウジュコウ]
慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。慶應義塾大学名誉教授。教育学博士。専門は行動遺伝学、教育心理学、進化教育学
山形伸二[ヤマガタシンジ]
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授。博士(学術)、専門社会調査士。専門はパーソナリティ心理学、人間行動遺伝学
高橋雄介[タカハシユウスケ]
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、京都大学大学院教育学研究科准教授。博士(学術)、専門社会調査士。専門は教育心理学、発達心理学、行動遺伝学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。