内容説明
“酵素資源大国・ニッポン”を読む。―半世紀以上にわたる研究生活から語る、酵素が息づく歴史、産業、生活、おもしろさ。
目次
第1編 酵素のおもしろさを尋ねて(転機;どっこい酵素はかくれている;酵素分子レベルの老化と死―セリンプロテアーゼの分子種の消長は何を意味するのか? ほか)
第2編 身近な酵素資源の点描(カビとバイオ産業―酵素資源の宝庫から;醸造学への期待―酵素活用の温故知新)
第3編 世界に誇る日本の三偉人(世界初の酵素工業をひらいた高峰譲吉;応用微生物学の先駆者、坂口謹一郎とバイオ日本;日本のタンパク質科学の父、赤堀四郎)
著者等紹介
一島英治[イチシマエイジ]
1934年生まれ。1957年東京農工大学農学部農芸化学科卒業。1967年農学博士(東京大学)。日本生化学会奨励賞受賞(1972年)、日本農芸化学会功績賞受賞(1997年)、日本醸造学会功績賞受賞(2008年)。現在、東北大学名誉教授、東京農工大学名誉教授。専攻は酵素化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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