内容説明
人は“つながり”を紡ぎ続ける。綿密なフィールドワークに基づく9つの民族誌研究。
目次
第1章 械闘未遂事件にみる親族の「つながり」の現在―広東省珠江デルタの一村落の事例から
第2章 台湾漢族の葬式通知にみる女性の位置づけとその変遷―父系社会の再考
第3章 兄弟のつながりから地域社会のまとまりへ―近代沖縄における移住者の社会形成
第4章 現代ルーマニア農村における家族のつながり―家畜飼育の現場から
第5章 北ラオス村落社会における出産と養い―親子のつながりの持続と変容
第6章 移民家族の定住過程における社会関係―在日コリアン一世の女性たちのライフヒストリーから
第7章 うわさのコントロールによる在仏モロッコ移民と出身地との国境を越えた社会関係の変容と持続
第8章 ナイジェリア・イボ社会における移民組織と王制―王位を媒体とした“つながり”の構築と断絶
第9章 伝統ダンス進展期における先住民と文化の関係―ユッピック・ダンスがつなぐ社会関係について
著者等紹介
高谷紀夫[タカタニミチオ]
1955年、富山県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程中途退学。現在、広島大学大学院総合科学研究科教授
沼崎一郎[ヌマザキイチロウ]
1958年、宮城県生まれ。ミシガン州立大学大学院博士課程修了。現在、東北大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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