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銭形平次捕物控〈1〉平次屠蘇機嫌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 413p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784861563003
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

神田明神下に恋女房のお静と暮らす岡っ引き銭形平次が、ガラッ八こと八五郎を相棒に難事件を解決していく捕物帳。江戸の風物詩も織り込みながら人情味あふれる平次親分の活躍を描く。元日の昼下がり、平次と八五郎が入った料理屋は、「裏返し」の奇妙な料理屋だった…。表題作「平次屠蘇機嫌」など十編を収録。

著者等紹介

野村胡堂[ノムラコドウ]
明治15‐昭和38年(1882‐1963年)。小説家、音楽評論家。岩手県生まれ。盛岡中学から、一高、東京帝大法科と進むが、父の死により中退。明治45年、報知新聞社に入社、政治部記者になる。そのかたわら文筆活動を行い、長篇時代小説を新聞・雑誌に連載。また、“あらえびす”のペンネームで多くの音楽評論にも活躍した。昭和6年から27年間にわたって執筆した『銭形平次捕物控』は作者の夢である「法の無可有郷」を描いたシリーズとして愛読された
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわん

16
各話をKindleで再読。買った遺書/平次屠蘇機嫌/蝉丸の香炉/人形の誘惑/辻斬綺談/花見の仇討/碁敵/お藤は解く/双生児の呪/御落胤殺し、の十話。あとがきは、平次身の上話。表紙は平次屠蘇機嫌の二人の虚無僧。花見の仇討も虚無僧が登場。なぜ記念すべき第一話が買った遺書だったのか?2022/08/27

ちくわん

15
2004年5月の本、底本は1938年。郷土の偉人、野村胡堂の作。生まれて初めて読む。艶かしく艶っぽい話が多い。しかし、なぜ銭を投げるのか?2020/11/14

KAZOO

10
銭形平次を少し読んでみようと思っています。銭形平次というと時代劇や投げ銭を思い起こす人が多いと思いますが、この作者である野村胡堂はシャーロック・ホームズをかなり早く読んでいてそれを日本にも取り入れようとしたとも聞いています。この分野では半七もありますが、平次の謎解きも読んでいて興味が尽きません。2014/03/28

へたれのけい

4
とても読み易い文章で正直驚いています。かなや漢字を現代語に換えているのでしょうか。どちらにしても、元の文章が平明なのは明らかです。2020/05/04

ヨッシー

4
どーせ捕物じゃん、となめてかかったら、意外に探偵小説としてしっかり出来ているのにびっくりしました。ドラマは見たことないんですけどね。作者はなかなかのトリックメーカーだと言わざるを得ません。作者自身の後書きにもありますが、器械トリックではなく、心理トリックに終始しようとする作者に共感。江戸時代を舞台に、犯人の見逃しなど人情味あふれて繰り広げられる捕物に目が離せませんでした。そして後書きが素晴らしいです。一種の探偵小説論ですが、なかなか味わい深いことを述べています。これだけでも読む価値あり。2010/04/01

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