内容説明
明治大正の名だたる「実業界の数寄者」のなかで、その品格で一目置かれた住友家15代当主・住友春翠。春翠の美意識と審美眼が選んだ、美しきものたちが集う泉屋博古館。住友家ゆかりの、国宝2点、重要文化財19点、重要美術品60点を含む約3500件から99点を厳選し、由来とともにその魅力を紹介する。
目次
第1章 青銅器の宇宙
第2章 文人の粋―文房具と煎茶
第3章 典雅と奇想―中国絵画
第4章 茶の湯の愉悦
第5章 和の美をかざる―日本書画
第6章 時代を彩る―能の世界
第7章 仏のかたち―仏像・仏画
第8章 邸宅美術館の夢―近代洋画・近代工芸