目次
翠花庵憧れの先人たち
百花譜
季刊「翠花」
湘南雑筆
花々小品
草花譜
花あそび
紙ヲ愛ス
雛かるた
軸・巻子
著者等紹介
川岸富士男[カワギシフジオ]
1952年、群馬県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。1977年、会社に勤務しながら手描き本「翠花」の制作を開始し、1989年、季刊「銀花」(第七十八号)に「翠花」十冊が紹介されたのを契機に初個展開催、1991年、再び「銀花」(第八十八号)に「椿絵八十八種」特集が掲載され、二度目の個展を開催。1992年、会社を退職し、画業に専念。都内ギャラリーを中心に各地で個展を開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あと
2
美しい、そして趣味性の高さがひとつの魅力だと感じる。 川岸さんの作品を見ていると、心惹かれるもの、したいと思うことと、気軽に、真摯に向き合えば良いのだなと思う。2018/06/15
新天地
1
本屋で偶然出会った一冊。描かれている草花の絵から作者さんの几帳面で丁寧なしかし遊び心も溢れた人柄が出ていてとても楽しかった。特に好きなのは「花あそび」の章で、自分もマグカップに植物を生けたりするので共感する部分も多々あって読んだ。しかし実家が農家で自分の読メでの名前がサボテンに因んでいるが、野山の草花にはかなり疎いのだなと痛感した。好きなものを好きなように好きなだけ何十年も描き続けてきた積み重ねがとても素晴らしくて同時に少し眩しく感じた。好きなことを丁寧に積み重ねる尊さがこの本の何よりの魅力だった。2024/05/26