出版社内容情報
ソール・ライターの日本オリジナル写真集。ストリートフォトから広告写真、ペインティングなど約200点と、柴田元幸の寄稿も収録。
内容説明
ニューヨークが生んだ伝説。「作品」と「言葉」で紡ぐ人生哲学。ファッション、ストリート、ヌード、絵画まで、その全貌を伝える約230点を収録。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
lily
91
撮りたい被写体はごく身近に。日常の素朴で控え目な写真に爽やかな風と肌を優しくなぞる温度と吐息を感じる。ただそこにいる存在意義だけが強調されるように。日本の芸術家にも似た脈動は絵画にも。ドキュメンタリー映画もチェック。2021/03/17
コットン
89
再読本ではあるが本書を購入してよく見てみると、①意図的な配色②抽象表現③人の背中にこそ表情が宿る。ということが分かりましたが、まだまだソール・ライターの写真からは学ぶものがあるように感じます。2022/12/30
もんらっしぇ
81
渋谷ヒカリエでの生誕100年「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」滑り込み…忘れないうちに観てきたので積読解消♪ https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/23_saulleiter/ 前回のBunkamuraザ・ミュージアム(今現在は再開発の為休館中)での開催は約3年前で、ちょうどコロナ禍が蔓延しつつあるとき。観客はとても少なかったんですが…今回は先客万来で、他の方の後頭部を眺めるような場面もwそれが今回は決して不快ではないのが自分でも不思議で… 2023/08/19
どんぐり
80
2017年にBunkamuraミュージアムで開催された「ソール・ライターのすべて」の記念写真集。雨粒に包まれた窓、ポール・オースター『インヴィジブル』の表紙カバーに使われた「鏡;Mirrors」。どれを見ても、ライターが言うところの「日常で見逃されている美」。写真家として名声を得た後も、彼は自分自身を画家であるといったのもうなずける。そして彼は、こんな言葉を残している。「重要なのは、どこで見たとか、何を見たかということではなく、どのように見たかということだ」。2018/12/08
コットン
70
ガラスを使った効果やシルエットを特徴的に使う写真家であり画家でもあったソール・ライターの作品集。どの写真も詩情を感じさせてくれる。例え偶然だとしても!2021/12/28
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- 電子書籍
- 白い少女たち 集英社コバルト文庫