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京都の凸凹を歩く〈2〉名所と聖地に秘められた高低差の謎

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  • サイズ A5判/ページ数 182p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861526008
  • NDC分類 291.62
  • Cコード C0025

内容説明

「京都ガイド本大賞2016リピーター賞」受賞作の続編!3D凸凹地形図や古地図を多数収録!待望の第2弾!!

目次

嵐山(前編)―絵画のような絶景と「断層の美」をフル活用した夢窓疎石の最高傑作!
嵐山(後編)―「美のルーツ」はどこにある?風景と詩歌からその変遷をたどる!
金閣寺―義満が愛した絶景スポットから定家も讃えた祈りのシンボルまで「王者の宮殿」の壮麗な姿!
吉田山―斜面と人の営みが立体交差!「聖地」から「住まい」へ繋がる小宇宙!
御所東―京都の「真ん中であり、端っこ」。新陳代謝が止まらない注目エリアの多面性!
源氏物語(前編)―平安時代にタイムスリップ!架空の物語が現実と出会う場所
源氏物語(後編)―女たちの運命が動き出す!今なお根ざす、祈りと鎮魂と
伏見城(前編)―日本城郭史上、最大級の堀遺構。「豊臣建設」の圧倒的ダイナミズム!
伏見城(後編)―大名団地・直線道路・一変する風景…豊臣政権の「伏見首都計画」を体感!
特別鼎談 岸田繁×山内太郎×梅林秀行 「モザイク」なまち、京都で歩きながら考えること

著者等紹介

梅林秀行[ウメバヤシヒデユキ]
1973年愛知県名古屋市生まれ。京都高低差崖会崖長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

68
続編。秀吉にかわって足利義満。超有名な金閣寺で、最大の謎は高さ100メートルを超える七重大塔。現在の動物園の観覧車の位置にも、高層の塔があったことが知られているが、これは知らなかった。中世の京都というイメージとかなり違う高層建築に驚く。後半はまた秀吉関係。タモリさんが「豊臣建設」と名付けたというのも、うなづける。「直線を見たら秀吉と思え」も名言。日本には巨大建築の伝統が、連綿と続いていた。地形と遺構は、そういう見慣れない、意外な日本の姿をよく教えてくれる。2019/12/14

三平

14
京都高低差崖会崖長の著作第2弾。  都のメインストリート朱雀大路が鎌倉時代は嵯峨嵐山の地に移っていたとは。牛若丸と弁慶の出会いで有名な五条大橋も今よりもっと北にあったそうな。 伝統の町とばかり言われるが、時の権力者の意向により左右され、戦乱や大火で何度も丸焼けになった京都が実はどこよりも変化する町だったことを実感。2017/06/09

はるわか

12
嵐山。金閣寺。吉田山。御所東。源氏物語。伏見城。2019/07/14

11
源氏物語の六条院と京都の町とをあてはめてみた章が面白かった。光源氏のことを四季全てを包括する時間の王者とか描いてあってそこはブーブーブーってなったけど。六条御息所の旧宅の上に建てられた六条院。もうその時点でこいつねーわと私は現代的視点で思うのですが、彼女の娘さんの秋好中宮の邸宅のあたりに女人守護の市比賣神社があるというのは、やはりぐっと来るものがありました。2018/03/31

六点

9
「名所と聖地に秘められた高低差の謎」ということで、「嵐山」「金閣寺」「吉田山」「伏見城」「御所東」そして「源氏物語」ということで「五条楽園」界隈など、前著に比べて京都の仄暗い部分にも踏み込んだのは大いに評価したい。巻末の「くるり」岸田繁、NHKの山内プロデューサーとの鼎談はなかった方がマシだった前巻に比べ大いに濃くなっている。しかし、出て行った人やよそのお人のほうが京都をよく見ているのねえと思う。2017/06/07

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