目次
食材と人間の技が生み出すアート(坂本龍一)
野趣と料理(緒方俊郎)
水 Water
土 Soil
香 Aroma
火 Heat
塩 Salt
切 Cuts
器 Vessels
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
39
2017年出版、今時ここまで美しい料理本(というか、美術書)が出版されるなんて!驚いて手にし、美しい写真にただただ見ほれました。本の作りはすごく古臭いけれど、ある意味時代に左右されない正当な内容です。現在の京料理を代表する、と言ってもおかしくないんだろうなあ。…たまたまこの本を楽しんだ後食べログアワードを手に取り、やっぱり緒方さんが冒頭付近に紹介されていてニヤリ。2023/06/02
テン
3
坂本龍一が逝ってしまった。とても悲しい。この京都の料理屋さんの写真集に、坂本龍一が序文を寄せている。坂本龍一らしい知性のある京都に似合った言葉が痛快だった記憶がある。いまその言葉を読み返したいけど、この本が日本の自宅の本棚にあって手に取ることができない。それがまた悲しさをつのらせる。ご冥福をお祈りします。2023/04/03