内容説明
絵本、写真、立体、コラージュ、音楽活動など多彩な表現で注目される大竹伸朗が手掛け、2009年に営業を開始した直島銭湯「アイ・ラブ・湯」。そのすべてを収録したジャバラ式・ビジュアルブック。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星空の挑戦者
6
実物も見てきました。スゴイっす!直島だけではもったいない。2011/08/10
そのじつ
2
アイラブ湯で購入。7.5×10.5センチ。中はジャバラ折りになっている。厚紙のコート紙製。目の眩むようなパラダイス(桂小枝的に)空間。訪れる前に見たのは有名な象の彫像部分だけだったので想像以上で驚いた。悪食・モンド感とハイセンスなデザイン感覚が混ざり合う。澱み・濁り・尖り・ゆるい…鑑賞者のなかでごった煮になり、目眩がしそうな感覚。しかもそこには裸の入湯者たちもいる。自分も裸。作品(タイル)の上に毛が落ちていたり。美術鑑賞用に感度を全開にしている上に、裸で入湯、知覚も全開。混乱の上に混乱してしまった。凄い!2011/08/17
hjms
1
大竹伸朗による直島アートプロジェクトの一つ「I ♡湯」公式フォトブック。昔ながらの銭湯の機能を残したままリノベーションした大掛かりなインスタレーション作品。「裸」を想起させるイメージがそこかしこにコラージュされ、秘宝館を思わせる濃厚な官能的空間に圧倒される。素っ裸でアートを感じて一体になる体験なんてここ以外そうそうないでしょう。フォトブック自体はA6程度の蛇腹折り仕様。館内は撮影禁止なので作品の細部まで掲載されているのは嬉しいが、もっと大きいサイズで眺めたいしお値段もちょい高めなのがやや残念。2020/08/03