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内容説明
江戸時代、階層を問わず多くの女性が着用した小袖。これらの模様を収録した雛型本は、町衆の女性が買い求め、また、呉服屋では見本帳として着物の受注に使用された。本書は、希少な木版多色摺りによる雛形本を復刻。江戸時代の小袖の様式変遷を辿るうえで貴重な資料であり、江戸の流行が手に取るように伝わってくる。
目次
小袖雛形について(小袖雛形とは;小袖雛形の用途;小袖雛形の形式;小袖の様式変化と小袖雛形の衰退;小袖雛形の復活)
図版
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬養三千代
8
読んだと言うより鑑賞した。花鳥風月。それも水の動きが躍動感を与えている作品が多いように思う。滝であり流水。また、風は木々の揺れで表現されている。鈴虫、貝、煙草盆、枝折り戸、舟など素材の多様性にも驚いた。2020/02/20
ひつじ
1
これが染め物とか刺繍になるんだと思うと昔の着物は豪華だなぁ。「小袖雛形」が江戸時代前期に出版され始めてからの歴史を冒頭に20頁ほどで説明して、後は全て図版です。2011/11/27
雨巫女
0
大胆ながら、繊細なデザインだ!実際着れそうなのもある2009/07/04