大江戸カルチャーブックス
動物奇想天外―江戸の動物百態

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  • サイズ B5判/ページ数 113p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784861521430
  • NDC分類 721.025
  • Cコード C0371

内容説明

象が来た、龍が出た、人魚を見た!多彩な作家が様々に描いた江戸の動物画ワンダーランド。知的好奇心を揺さぶる圧倒的なビジュアル。

目次

動物大集合―涅槃図と十二支・群獣図
動物画のいろいろ―実写とその意味
江戸のペット事情―昔も人気は犬と猫
ふしぎな動物たち―珍獣から人魚まで
動物をきわめる―これがホンモノだ!
象が来た、龍が出た、人魚を見た!―江戸の不思議発見物語

著者等紹介

内山淳一[ウチヤマジュンイチ]
1959年群馬県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。仙台市博物館学芸員を経て、仙台市教育委員会生涯学習課主査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヴェネツィア

219
著者の内山淳一氏は、仙台市教育委員会生涯学習課主査。巻頭の涅槃図に続いては丸山応挙の「群獣図屏風」である。応挙は何カ所かに登場するが、総合的な動物図という点では江戸期のNo.1かと思われる。もちろん、例えば鶏図に関しては若冲がいるし、森 狙仙の猿なども相当にレベルが高い。また、戯画化されたものとしては歌川国芳の一連の猫の絵の妙味も捨てがたい。一方、珍獣の部では河童と人魚だ。河童は記録として残された目撃図であり、人魚もまた瓦版に掲載されたものだ。その他にも興味深い絵図が満載されている。2025/06/19

ポメ子

5
江戸時代には、人気のラクダや象以外にアザラシや、オランウータン、イグアナ、顕微鏡で見た虫たちの絵などが描かれていたのが、驚いた。2021/01/29

Jun Shino

2
主に江戸期の画家は、どのような動物を描いたか、というテーマの画集プラス解説。たまにはビジュアルも面白い。 江戸時代、象やラクダ、龍など、舶来や想像上の動物は盛んに描かれていた。その傾向と歴史、その動物の意味合いを整理分析し、誰がどの動物が得意だったか、また描かれ方の変遷や裏話的なものも紹介している。犬猫といったポピュラーな画題についてもスコープしている。 画題としては、いずれも古くから取り上げられてはいたが、まだ見ぬ実物への、画家たちの欲求や観察力がすごいな、と思った。なかなか刺激になった。2017/11/16

juncoco

2
伊藤若冲、歌川国芳、円山応挙、葛飾北斎など江戸時代の名だたる絵師、画家たちの描いた動物画を集めた本。見るだけでも楽しいが、解説がまたわかりやすく、面白かった。2012/04/21

しまめじ

2
書評が気になって図書館で探してきた本。まとめ方が面白い。龍や獅子が生物学の知識によって描かれ方がかなり変わってきているのが面白い。駱駝や象や豹がかなり前から日本に来ていることにも驚き。日本人擬人化好きねーということも同時に判るのも楽しい。アフガンハウンドとかドーベルマン飼ってた大名がいたとかいうのがなんかシュールでいい。2011/10/07

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