内容説明
「私が乙女ゲームのライバルキャラ!?」9歳のある日、前世の記憶を取り戻したアルティリア。彼女は魔法学院を舞台とした乙女ゲーム、『ルーンナイトコンチェルト』の噛ませ犬の公爵令嬢に転生していた。原作通りにいけば、待っているのは過酷な運命。…って、せっかくの第二の人生、悲劇のヒロインなんてお断りだ!だったら、原作から外れてしまえばいい。“自分にしかできないこと”より“みんなができること”が重視されるこの世界。ルート回避のために世界でアルティリアだけが持つ力―布と糸でできたモノに命を与える力―人形魔法を極めてみせます!!ネットで話題の乙女ゲーム転生ファンタジー、大幅加筆で待望の書籍化!
著者等紹介
遠野九重[トオノコノエ]
小説投稿サイト『小説家になろう』で『張り合わずにおとなしく人形を作ることにしました。』が話題となり、2015年6月出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すがやん
16
web版からかなり変更を加えている。主人公の過去とか神様とか…神様から父親の友人までハーレムに加えるのはやり過ぎかな。ロリにも程がある。ただ、人形魔法は可愛くて好きなので続けて読んでいく予定。2017/03/31
りんりん
8
★★☆2021/02/10
T.Y.
8
Web版は少し目にしたがまるで別物になっていて驚いた。黒河透子は生前嵌っていた乙女ゲーの世界に転生する。いずれのルートでも悲劇的結末を迎えるライバルキャラ・アルティリアとして…。悲劇を回避するべく、固有スキルの人形魔法を磨く彼女は国家や世界の命運に関わる諸々に巻き込まれ…ゲームのストーリーを辿りながら要所を外すのではなく、完全に別方向に突っ走って大活躍、そしてモテる主人公が爽快。肉体年齢10歳なのに。バトルに関しては布石不足も感じられたが。新たな転生者も登場するようで次巻も楽しみ。2015/06/17
葛野桂馬@時津風@ハスター
6
異世界ゲーム転生というある種のお約束を使いながらも、書かれている物語は、過去と未来、前世と現世が入り交じるタイムパラドックスのよう。普通なら「ゲームのようにはいかないよ」で無双ルートに入るのに、ゲームルートに戻そうとする者と、それを抑えようとする者が現れ、それは過去と未来の同一人物とか、SFでしたっけこれ(中身はガチガチのファンタジー)。しかも、最後に『その人物』を持ってくるかー! という終わり方。続きがすごく気になる。2015/09/29
Ency [L-N]
4
ある日突然前世の記憶が戻り、自分が生前どハマリした乙女ゲーのライバルキャラへ転生した事に気付いた主人公が破滅回避を目指す、乙女ゲー世界転生系ファンタジーでした。主人公のこのサイドの余り髪(?)を後ろで纏めてるヘアスタイル好きなんだよな、というのは置いて。破滅回避が目的にしても、何がどうしてタイトルになっている行動に出たのか気になり購入。動機は分かったが凄くツッコミたい、「おとなしくない…!」とw しかも一歩踏み外したり一手噛み合わなかったりすると、物騒な結末に繋がりかねない危うさを孕んでいるこの感じ…。2015/08/09