内容説明
両親のいない明は義兄・友広から、ある男の元で住み込みの家政夫をして欲しいと言われる。苦労をかけてきた兄の頼みならと引き受け、約束の場所へ向かう明。そこには大柄で男前な斉賀という男がいて、「お前の兄貴は借金のカタに、俺にお前を売ったんだ」と告げ、好き勝手に身体を蹂躙してくる。明自身には興味を示さず身体だけを求める斉賀だが、明は次第に彼へ惹かれていき…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふみ
15
【ダリアフェア・小冊子】 斉賀壮司（ワケアリ社長？）×都築明（21歳） う～ん(^_^;)坂井さんは、私がＢＬデビュー以来好きで安心して読めるので、ずっと読んできたんだけど、最近ちょっと？ね、、、、。あらすじ通り受けちゃまが理不尽な目にあうお話でしたが、坂井さんなので相手が相手でも安心して読み始めたんだけど…う～～ん(-_-;)最後の最後まで引っ張るなら、前半でサクッとスッキリまとめて、後半は脇キャラもイイ感じに絡めて、甘いお話しでも良かったんでは？以前の坂井さんのお話の方が私的に好き♪2013/07/17
きょん
12
受ちゃんがあまりにも受け身で生き抜く意欲に乏し過ぎて、何でそういう仕打ちにあって納得して受け入れちゃうかな!?とちょっとイライラしながら読んでました。攻めも包容力のある大人なんだけど、どうにもその魅力が分かりづらくて。まあ、当人同士が良ければいいんですけどね・・・。悪い男にからめとられる兄ちゃんの方が話としては面白そうかも。2013/08/07
テンハル
7
【あおり文買い】実業家×住み込み家政夫＜あおり文＞反応がないのはつまらねえ。俺を――愉しませろ。⇒傲慢で男前な謎の男攻め・斉賀と純粋な薄幸の青年受け・明のテンション低目の恋模様。斉賀が腰帯のあおり文のテンションをどこで発揮するのかとドキドキしていたのですが、淡々と過ぎていきます。全体的に生気が薄いというか無気力感がただよっていますので、読み手の好みで好き嫌いがあると思われます。個人的には暑苦しくなるであろう明の義兄の芦田と相方・神城の行く末の方が気になってしかたない。2013/08/03
usamomo
7
う～ん！これもちょっぴり微妙な読了感ですねぇ。 実は優しい攻なんだけれど、それが最後まで伝わりにくいっていうか、甘さが足りない！！ そう糖分が足りないんです。結構辛いというか兄に売られてるわけですからねぇ。 なんとも辛い立場な受けだけれど、攻と一緒に過ごしていくうちにちょっとした優しさに惹かれていくんだけれど・・・。 確かに優しいところも見せるんだけれど、カップルになってからの甘さ全開！ってのが無い分やっぱりちょっとこれでいいのか？っていう気分の読了感になっちゃったんでしょうねぇ。2013/07/20
華緯
7
とことん受け身な受けがとことん理不尽な目に遭う話でした。また明が、どんな境遇も受け入れて歎くことさえしない。生きる意欲が希薄で…立ち位置が物語を読んでいる自分と同じというか…登場人物の一人としての存在が薄い。近しい人間ほど“自分を認めてほしい”的な気持ちで無体なことをするのかも…。しかし…仮にも弟を売った兄と、兄を手に入れるために借金を作らせた恋人が明に許しも請わず幸せになってるとか……納得できないけど、明は菩薩様のように気にしないんだろうな…。もやもやが残ります。2013/07/16
