出版社内容情報
誰もが知っている"妖怪"。この不思議な存在は、どのように人々の心に育まれたのだろうか。伝統文化、アニミズムから、特撮、オカルト、UMAに至るまで、さまざまな例を引きながら"妖怪"の真実に迫る!
内容説明
世に溢れ、いまも増殖を続けている“妖怪”。日本人が幼いころから親しみ、時代とともに新しい枠組みを獲得し続けているこの不思議な存在は、どのように人々の心に育まれ、進化してきたのだろうか。伝統文化、アニミズムから、玩具、特撮、オカルト、UMAに至るまで、さまざまな例を引きながら、その真相に迫る。“妖怪”が世の中で繰り広げている「宴」を愉しみ、意外に開けにくい“妖怪”の「匣」の蓋を少しだけ開けてみる、妖怪好き必読書。
目次
0 妖怪の周辺を回ってみる(妖怪を消費する)
1 化け物について考えてみる(辞書の化け物を渡り歩く;日常語の化け物を渡り歩く;化け物からお化けへ;お化けから幽霊へ;変形・変身・変装;化けるということ;化かすということ)
2 幽霊について考えてみる(霊という発明;命について;気について;魂について;心霊について;心霊・心理・精神、そして神経;最後に、霊について)
著者等紹介
京極夏彦[キョウゴクナツヒコ]
小説家・意匠家。1963年北海道生まれ。94年、妖怪小説『姑獲鳥の夏』で小説家デビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞を受賞、『遠野物語remix』「えほん遠野物語」シリーズなどにより平成28年遠野文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
ミエル
イトノコ
ゲオルギオ・ハーン
テツ