内容説明
冴えないゲイの平田は日比谷に同情から一度だけ抱かれたことをずっと忘れられずにいた。あれから四年、馴染みのチャット仲間の中に彼がいると知っていた平田は勇気を出してオフ会に参加する。やはり彼には忘れられていたが、会えただけで満足だった。しかし日比谷に「自分に気があるのか」と聞かれ、彼に好きな人がいると知りながら、身体だけでいいから付き合って欲しいと言ってしまい…。オネエな(!?)イケメン×内気くんの切ない恋の物語。
著者等紹介
崎谷はるひ[サキヤハルヒ]
3月16日生まれ。九州出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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チョコ大福
64
真幸の友達・日比谷×平田。オネエ攻めにハマっているので日比谷嫌いじゃないけど。重いのイヤって言っておきながら、平田にドライなところがイラッとするって!あなたが最初に言ったんじゃない!私がイラッとするわ(`o´)それに真幸に全部説明させて話が進むのも何かつまらない。日比谷、もっと平田を開発してくれたら赦します←厳しい〜www2013/07/27
de sang-froid
42
BL。④洋食店アルバイト・和典(左・28歳)は映像製作会社ディレクター・敦伸(右・32歳)のことが4年前から好きで頼み込んで付き合うようになってからは一年が経つ。攻の十年来の親友・マキにかき回され、嫌われたくなくて必死に攻に尽くすも、怒られてしまう受。落涙シーンはキュンと来た。力関係で弱く、経済的にも貧弱な自分に尻込みしつつも、必死に攻の側に居ようとする受が健気。挿絵綺麗なんだけどなんだか体のバランス悪く見える。2013/08/05
那義乱丸
37
前作でお気に入りだったオネエ言葉の日比谷の話でホクホク♪しかもオカンだった!どんだけナギのツボw物語は既に付き合ってる二人の現況で始まり、受の和典が日比谷とマキの関係に不安を感じてるという危うい雰囲気に心を掴まれた。以降は、和典視点のため日比谷の真意が読めない展開に引き込まれ一気読み!ネガ思考な和典に時々イラっと来るけど、「重いのが嫌い」と日比谷に言われたのが原因だから理解できる。控えめではあるけど決して女々しくはないのもいい。ラストに向かう展開には胸が締め付けられ、日比谷の素が可愛くて萌えた!2012/01/15
みずほ
35
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 「不埒」シリーズ4作目。真幸の友人・日比谷のスピンアウト。映像クリエーター×レストランバイト。初体験の日比谷をストーカーチックに追い続けた和典は、3年後日比谷と遂に付き合うようになる。更に1年、セフレのようだった和典が、気付けば日比谷の心をガッツリ掴んでいた・・・というお話。オネエ攻は初めてかも。新鮮だったわ。いつもオネエ言葉じゃなくて、男言葉と微妙に使い分けてるとこがいい。和典は卑屈で自信がなさ気に見えるが、真幸よりずっと強くて図太い人なんじゃないかと思う。面白かった♪2012/05/17
ミサワ
27
★★★★★【不埒シリーズ4作目】再読。好きすぎて何回読んだかわからないくらい大好きです。今回は「不埒なファシネイション」がこの裏側だということで、2冊見比べて読んでみました!!嬉しい!!。いつも和典が日比谷から逃げ出すシーンが切なくて苦しくて涙がでます。自分に自信がないからこそ、相手を思い健気に(エロも含めて)頑張ってる和典が可愛いすきです。ラストの「花火見る?」には吹き出して笑っちゃったけど凄く幸せなシーンだなぁって思います2012/12/19