内容説明
田中元首相没後30年の2023年、角さん待望論が再燃した。待望論は、新潟の「失われた30年」と重なり、「全国最長の大臣不在」「財政危機」で「新潟は普通以下になった」(早坂茂三氏)ことへのアンチテーゼかもしれない。本書は、元新潟日報報道部長が「多面鏡」「座標軸」の署名記事を中心に「日報抄」も収録、県政の転換点を回顧した。全12章は「角さん待望論」のほか「原発・拉致」「事件報道」「知事と向き合う」「追憶の国会議員」「新聞の未来」で構成。岸田政権を退陣させた自民党の「政治とカネ」問題も新たに加筆した。
目次
第1章 角さん復権待望論 2002年~2017年
第2章 東京から見た新潟の政治風土 1993年~2007年
第3章 安保法案、国・県政に強い危機感 2013年~2017年
第4章 追憶の国会議員 1995年~2018年
第5章 1面コラムで喜怒哀楽 2004年~2009年
第6章 県政トップと向き合う 1993年~2008年
第7章 戦慄の地下鉄サリン事件、環境報道 1994年~2000年
第8章 拉致・原発問題を全国に発信 1996年~2013年
第9章 追想・愚直に生き抜いた人々 1987年~2022年
第10章 悪戦苦闘の新人時代 1980年~1990年
第11章 記者の原点・事件報道の現場 1990年~2000年
第12章 デジタル時代の新聞の未来
著者等紹介
高橋正秀[タカハシマサヒデ]
1957年新潟県刈羽郡小国町(現長岡市)生まれ。長岡高、立命館大卒。80年新潟日報社入社。報道部長、編集局次長歴任。横田めぐみさんらの拉致事件を追及した長期企画「拉致・北朝鮮」取材班代表で2004年度新聞協会賞。代表取締役専務を経て22年、新潟日報メディアネット会長(24年3月退任)。現新潟日報社顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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