内容説明
「卵殻膜」とは卵の内側にある、厚さわずか0.07mmの薄い膜のこと。本書の主役はこの卵殻膜です。ひなを優しく包み込み、誕生へ導いてくれる卵殻膜に、実は限りない美肌パワーが隠されていたことが分かりました。さぁ、あなたも卵殻膜の魅力に触れてみませんか。
目次
1 美容新時代の到来―間違った美容情報に踊らされないために(なぜ正しい美容情報が欠かせないの?;行きすぎた自然志向;「無添加」化粧品の真実 ほか)
2 驚異の新素材「卵殻膜」―知られざる薄皮パワーの秘密に迫る(こんなにある、卵殻膜の利点;卵殻膜の構造と役割;加工しづらいのが難点だった ほか)
Q&A 卵殻膜をもっと知ろう!―What’s Egg Shell Membranes?(ゆで卵の殻をむいた時にとれる薄皮を食べるだけでも美容効果はありますか?;ニキビ跡や傷口にゆで卵の薄皮を貼っても効果はありますか?;卵アレルギーなのですが、卵殻膜を肌につけて問題はありませんか? ほか)
著者等紹介
長谷部由紀夫[ハセベユキオ]
1937年名古屋市生まれ。幼少の頃から虚弱、アレルギー体質で、デリケートな肌に悩まされた経験からそれらの克服に強い信念を燃やし、切傷に高い治癒力をもつ卵殻膜に着目するようになる。95年、食品会社のキユーピーが水溶性卵殻膜の生成に成功したことを機に、自ら卵殻膜を成分に入れた美容化粧品の研究開発に乗り出す。2001年、自身も卵殻膜成分を微粉末化することに成功し、06年にはその加工技術で特許を取得。現在は、両者の卵殻膜加工技術を用いた美容・抗加齢商品の企画、研究開発を進めている
跡見順子[アトミヨリコ]
東京大学名誉教授。教育学博士。アイソトープ総合センター特任研究員。1944年茨城県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。東京大学教養学部専任講師、助教授、同大学院総合文化研究科教授を歴任。2007年同大学名誉教授、同大学サステイナビリティ学連携研究機構特任研究員を経て、09年度より現職。専門分野は、特に細胞生物学、重力健康科学、身体運動科学。所属学会:日本農芸化学会、アメリカ細胞生物学会、アメリカ神経科学会、日本宇宙生物科学会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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