内容説明
知識人が政治に参加した戦後の世界。サルトルの言葉は熱狂をもって迎えられ、若者たちの生き方さえも変えた。サルトル研究の第一人者が、その生涯をたどり、彼が人々に伝えようとしたことの全貌と彼が生きた時代とを跡付ける。
目次
1章 特異な生い立ち
2章 才気走った若者
3章 作家への道
4章 サルトルの原点、小説『嘔吐』
5章 戦争の始まりと終わり
6章 戦後の作家活動
7章 戦後の政治的活動
8章 新しい出発
9章 参加(アンガジュマン)と孤立―激動の五〇年代
10章 戦い続けたサルトル
著者等紹介
白井浩司[シライコウジ]
1917年東京に生まれる。暁星中学から慶応義塾大学予科に進み、1941年同大学文学部フランス文学科を卒業。戦争中はNHK国際局でフランス語の放送に従事した。戦後、慶応義塾大学講師となり、1960年以来同大学文学部教授。1983年同大学を退職し、名誉教授。1977年、読売文学賞を受賞。2004年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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