内容説明
舞台はデンマーク。快活で行動的だった王子、ハムレット。その王子の心は父王の死、母の再婚をきっかけに大きく揺らぎはじめます。新国王におさまった叔父に対する父の暗殺疑惑。そんな叔父と結婚した母への愛と憎しみ。ハムレットにとって世の中は不正と裏切りに満ち、信じられるものがなにひとつなくなります。果ては生きる価値さえも疑わしく感じられ、深い混迷状態に陥っていきます―。
著者等紹介
バーデット,ロイス[バーデット,ロイス][Burdett,Lois]
幼い子供たちをシェイクスピアの世界に導く試みは、みごと成功をおさめ、国際的にも高い評価を得ている。その業績により、カナダ殊勲賞Meritorious Service Medal、ブリタニカ百科事典全米幼児教育賞Encyclopaedia Britannica’s National Award for Early Childhood Educationなど数々の賞に輝いている
鈴木扶佐子[スズキフサコ]
神奈川県横浜市に生まれる。慶應義塾大学文学部英文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
28
へえ、子供にハムレットかあ。四谷怪談なみに恐れられ舞台関係者は「The Scottish play」と呼ぶマクベス。何度読んでも薄気味悪く救いのないお話。でもいつも不思議に思うのは、こういうお話って子供結構好きなんだよな、ということ。日英両方書かれていて、本格的なのに親しみやすいなかなか読みごたえのある本です。シリーズ他も読んでみよう!2021/10/26
空猫
23
あまりにも有名な作品ですが知っているのはあらすじや名セリフなどほんの一部だったので。ネット上で無料で読める程巷に本はあるがどれも台本形式なので物語になっているものを探してみた。とはいえこれもあらすじだけだけど。ざっくり知るには十分かな。英文付きなので英語の勉強向きなのでしょう。2017/03/16
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
「生きるべきか死ぬべきかそれが問題だ」位しか知らないハムレット。今更な気分で子ども対象のこちらの本に出会いました。12世紀に書かれた『デンマークの王の歴史』という記録の中に、兄の王を殺して王妃を妻とした弟の話、兄の息子を毒殺する話からシェイクスピアがまとめたもの。悲劇の主人公ハムレットなはずなのに、なんともいえないイラストが軽く感じてしまいました(読みやすかったですが)。2021/10/18
ヘビメタおやじ
7
有名な台詞ばかり記憶にあり、物語そのものはほとんど忘れていました。四大悲劇と言われるだけあって、ハムレットは繊細な青年であるがために、苦悩だけの日々を過ごして、恋人も失い、死んでいくんですね。ただ思い悩むだけでなく、狂人を装ったり、劇中劇があったり、ストーリーも起伏に富んでいるのは流石です。それにしても、叔父は罪に気付いてもどこまでも罪を重ねるトンデモな人ですが、人間の業のひとつを表しているのでしょう。2020/01/05
マカロニ マカロン
4
個人の感想です:B。久々に二行連句の英文は「こどものための」というだけあって、読みやすく、しかも声に出して読むと、脚韻がきれいに揃っていて、気持ちいい。みんな死んでしまうというこの悲劇の結末はあまりにも悲しい。本書のヘタウマなイラストはその悲劇的要素を癒してくれるような味わいがある。2019/12/11
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