内容説明
日本を代表する童話作家の著者。憧れのアンデルセンの故郷を訪ねる著者の幾度もの旅を通して明らかにされる「童話の王様」の真実―。
目次
プロローグ 搭乗まで二年十一か月
1章 あこがれ
2章 出会い
3章 昔のまま
4章 微笑み
エピローグ また百年が過ぎても
著者等紹介
立原えりか[タチハラエリカ]
東京生まれ、童話作家。「人魚のくつ」でデビュー以来、ファンタジーを書きつづけている。広島アンデルセン、池袋コミュニティカレッジほかで童話創作教室の講師、日本通信教育連盟の「立原えりかの童話塾」塾長、童話創作の機関誌「ヒースランド」の編集長、So‐netが製作する世界の童話「ストーリーゲート」の総合監修、「アンデルセンのメルヘン大賞」「JOMO童話賞」の選考委員などをつとめている
長谷川朝美[ハセガワアサミ]
東京出身。1987年~1992年ニューヨーク在住。フリーランスフォトグラファーとしてファッション、レコード、CDジャケットなどを手がける。アメリカ、スペイン、イタリア、北欧、ブルガリアなど海外での風景を撮り続け発表している
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感想・レビュー
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クラムボン
14
立原エリカさん 将来は中学の時に決めていたそうです。アンデルセンのような童話作家になること。高校の時に投稿し入選するが、雑誌は間もなく廃刊。めげずに部活で文学しながら、一冊の本をまとめ、児童文学者協会新人賞に選ばれた。これで童話作家になれる!と思った…そうだ。でもその後何の依頼も無い。そこで3年弱アルバイトしてデンマークへ「アンデルセンへの旅」となった。その後何度も行きます。アンデルセンの生涯をスケッチしながら、作品への思い、作家の人がらを、熱くなりすぎず、意外とクールに語っておりました2022/01/23
nanako
1
私の大好きな作家さん、立原えりかさんのアンデルセンをめぐる旅。 アンデルセンの物語は、胸がきりきりする物語が多く、なかなか手を付けることができていません。 けれど名作です。再読できていない物語は、私が避けている現実なのかもしれません。 2014/08/07