内容説明
男性を凌いで明治中期文壇に屹立したアノ樋口一葉が『たけくらべ』の世界から飛翔して時代先取りの愛のための姦通を描いていたことをご存知だろうか。一八年の生涯だった美少女作家木村曙、やはり一九歳で没した知里幸恵、男の欲望の餌食となりその才能の花をもぎ取られた田澤稲舟、それから、それから…。そういう人生からこのような文学が生まれていたのかと目からウロコの新知識・トリビアネタの宝庫。
目次
第1部(岸田俊子;若松賎子;三宅花圃 ほか)
第2部(大田垣蓮月;税所敦子;中島歌子 ほか)
第3部(北見志保子;仲町貞子;若林つや ほか)
第4部(岡本かの子(続)
下田歌子
長谷川かな女 ほか)
第5部(重兼芳子;仁木悦子;久坂葉子 ほか)
著者等紹介
渡邊澄子[ワタナベスミコ]
東京都新宿区に生まれる。日本女子大学文学部国文科卒、同大学院文学研究科修士課程修了。大東文化大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件