出版社内容情報
小野 小一郎[オノ コイチロウ]
内容説明
負けても負けても最後に勝つ、日本の精神は家康がつくった。
目次
第1章 忍耐(人生を急いではいけない;下の人の意見を真剣に聞く ほか)
第2章 鍛錬(強い敵・ライバルがいるから自分も成長できる;人には長所・短所、向き・不向きがあり、そこを見分けて活用する ほか)
第3章 思慮(確実な情報なしに安易に動かない(慎重に考えて行動する)
何ごともやり過ぎてはいけない ほか)
第4章 挑戦(必要なときに気概を示さねば生きていてもしかたない;武士は武士くさくあれ ほか)
第5章 勝利(天下は天下の人々の天下である;敵であっても勇者は尊ばなければならない ほか)
著者等紹介
小野小一郎[オノコイチロウ]
鳥取県生まれ。大学卒業後に出版社勤務の傍ら、武将、武士道、特に徳川家康に始まる徳川時代から幕末にかけての研究に打ち込む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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M
95
「不自由を当たり前と思え。」「武士は武士たれ、味噌は味噌たれ。」胸に響く言葉の数々。当時の家康の言葉と、上のような意訳と解説が書かれています。家臣に信頼を置き、大事にしていたことがよく分かります。2016/12/08
プロッペ
0
2016年頃の冬に、なぜか無性に徳川家康の軌跡ではなく、言葉がメインの本を読みたかった。まあ、読んだのは2018年なんだけど(笑)。徳川家康の言葉の後に、著者が解説を加えている体裁。家康は大出世した後も、若い時代の三河時代の部下を大切にしているという風潮があるけど(なかったらごめん)、実際は井伊直政とか、実力主義で選んでいた気がする。 家康は、長期視点、忍耐強い。名より実を大事にするという価値観を感じる。 「勝つことばかりで、負ける事を知らないと何も身に付かないだけでなく、有害だ」という言葉は真実と思う。