目次
第1部 コント文学とバルザック(『最後の妖精』を読む―「妖精譚」の読者/著者バルザック;若返りの泉―ラ・フォンテーヌの読者バルザック)
第2部 コントの作者バルザック(コントの作者バルザックと初版『あら皮』;『哲学的コント集』をひもとく;「コントのような会話」のために―『コント・ブラン』と『新哲学的コント集』;『コントの理論』―バルザックからバルザックへ)
第3部 小説の方へ(バルザックとパリの泥―『金色の眼の娘』『ゴリオ爺さん』『シビレエイ』;『ゴリオ爺さん』“ボーセアン夫人の最後の舞踏会”をめぐって―「罪を犯した女たち」と人物再登場法;拒絶された手紙―書簡=小説としての初版『谷間の百合』;花の小説/小説の花―初版『谷間の百合』再読)
著者等紹介
谷本道昭[タニモトミチアキ]
1980年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了・博士課程単位取得退学、パリ第七大学修士・博士(テクストとイマージュの歴史と記号学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻准教授。専門はバルザックを中心とする十九世紀フランス文学と出版文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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