GA文庫<br> 神曲奏界ポリフォニカ―リベレーション・ブラック

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GA文庫
神曲奏界ポリフォニカ―リベレーション・ブラック

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  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784797352665
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「あたし、変だ」突き上げる憎悪と殺意。止められない拳の震え。マティアは自分の中にある制御不能な衝動に戦慄した。殺したい。今すぐに。目の前のこいつを!密室だった現場に残されていたのは、二人の男性と脱き捨てられた女性の衣服。だが部屋の中に女性の姿はなく、男性の一人は不可解な死体となって転がっていた。そこには女性も凶器も存在せず、精霊の出入りも不可能という状況。捜査が進むにつれ、二転三転していく事実。そしてマティアの異変。いったい何が起きているのか!黒のポリフォニカ第10弾。

著者等紹介

大迫純一[オオサコジュンイチ]
アトラク俳優、漫画家、造形助手などを経て、’96年に作家となり現在に至る。日本推理作家協会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっちー

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☆2+ 7年越しのありがとう。精霊も人と同じく悪事を起こす。けれど一番奥底には良き隣人としての優しさがきっとあると信じている。救いの一冊。2015/05/23

アーサー・エリス

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今まで断片的にしか語られなかった、マナガと出会う以前のマティアの過去を軸とした一冊。密室に近い環境で起こった不可解な殺人を追うミステリ・推理寄りの回で、事件を追う流れの中でマティアの過去が明らかになっていく。精霊と人間の「契約」に複雑な思いを抱くマナガ等、息抜き的なノリの前作と比べるとトリックもシナリオも深く重いものに仕上がっており、予想もつかない殺人のトリックと、常にクールで自制のできるマティアが、犯人に対し感情をぶつけるクライマックスは見所。黒ポリも残すところ後4冊だが、ここからどう終わるのか…。2014/11/28

Radwynn

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マナガと出会う以前のマティアの過去の一端が明らかに。普通の少女のように泣くマティアにちょっとびっくり。2011/08/20

桜乱

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警官として母親を殺した交通事故を引き起こしたものを守り、同じ交通事故で大切な人を亡くし復讐を実行した命の恩人を裁かなければいけないマティア。お母さんを返して!と感情をぶつけるマティアには泣きそうに・・・。過去の一端が垣間見えた巻、しかし、一番肝心な疑問を抱いたのはシェリアである。2011/08/02

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いつも通りの安定した面白さ。マティアの人間らしさが出てていい感じ。黒の話はよくできてると思う。精霊だから何でもありなんだけど、決して推理が不可能ではない展開をしてくれる。彼らは善き隣人ではないかもしれない。けれど悪意を持っているわけでもない。良くも悪くも、真っ直ぐ過ぎるのかもしれないと思った。2010/02/18

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